レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、カルロス・サインツがスクーデリア・フェラーリの“ナンバー2”ドライバーであることは「明白」だと語る。近年、F1チームはすべてのドライバーを平等に扱っているという厳格な方針打ち出しているが、ヘルムート・マルコは、実際にレッドブル・レーシングでは事実上の“ナンバー1”であるマックス・フェルスタッペンをセルジオ・ペレスが支えていることを認めた。
そして、フェラーリではチャンピオンシップリーダーのシャルル・ルクレールが同等のステータスを得ており、カルロス・サインツがナンバー2であることは“明白”であると考えている。「昨年、サインツはルクレールを破ったが、今年はルクレールは素晴らしい状態にある」とヘルムート・マルコはServusTVに語った。「つまり、サインツはサポートを期待できないということだ。彼らの状況は我々と同じで明らかなナンバー1ドライバーが存在している」ヘルムート・マルコは、カルロス・サインツや他のセカンドドライバーがチームリーダーからポイントを奪った場合、それはレッドブル・レーシングのようなライバルチームの助けになるすぎないと語る。「我々は良いポジションにいると思う」とヘルムート・マルコは付け加えた。「だが、フェラーリにはほぼ同等の対戦相手がいる」「今シーズン、ルクレールは完璧にドライブしているので、エキサイティングな年になるだろう」