カルロス・サインツは、フェラーリF1での初シーズンでチームにうまく溶け込んでいるが、メディアに自分の発言が不適切に切り取られるのを避けるために、フェラーリのF1ドライバーとして公の場での“話し方”をまだ学んでいると語る。現在、カルロス・サインツはドライバーズランキングで7位に位置しており、8位のチームメイトのシャルル・ルクレールを5.5ポイント上回っている。
今年の移籍組は概して新チームのマシンに適応することに苦戦を強いられたが、カルロス・サインツは全体的に一貫性のある週末を過ごすことができており、マラネロの新しい環境にうまく適応している。しかし、カルロス・サインツがまだ改善する必要があると彼が考える1つの領域はコミュニケーション面だ。それはチームに対してではなく、マスコミ、特にマラネロのホームで起こっていることのニュースをしばしば誇張して伝えるイタリアのメディアとのコミニュケーションだ。「フェラーリ、もしくは、フェラーリの一員であるという理由だけで、小さな“ニュース”が巨大な“ニュース”になる可能性があるのは興味深いことでだ」とカルロス・サインツは語った。「イタリアでは、それは頻繁に発生しているけど、僕はまだその対処方法を学んでいるところだ」「まだ、ある意味で話すためのノウハウを学んでいる。違ったことを話すというわけではなく、このように話すと、それが大きな見出しになるかどうかを理解しているところだ」「ドライバーとして、このような状況に対処する方法を自分自身に教育しようとしているところだ。まったく簡単なことではない」カルロス・サインツは、ティフォシだけでなく、イアリア全体が、あらゆる行動や発言を注意深く監視し、分析しているフェラーリのF1ドライバーの肩にかかっている負担を認めた。「他のチームには存在しない追加の責任がある」とカルロス・サインツは認める。「国のためにレースをしているかというとそれは違い。レアル・マドリードがプレーすることが、同時にスペインでプレーすることのようなものだ。フェラーリでレースをすることは、フェラーリとイタリアのためにレースをすることを意味する。そのことを認識し、それに伴う責任を負う必要がある」フェラーリのF1ドライバーに課される負担とストレスにも関わらず、カルロス・サインツはF1で最も成功を収めた歴史的に権威のあるチームのためにレースをすることは「名誉」であると主張する。「僕にとってそれは名誉だ」とカルロス・サインツは語る。「イタリアは大好きな国だし、多くの時間を過ごしてきた。子供の頃にイタリアで育ち、カートでレースしていた。だから、フェラーリに対するイタリアの情熱を知って育った。そして、僕が競争していたカーターの多くがフェラーリのドライバーになることを望んでいることを知って育った」「僕がそれになったという事実は、大きな名誉と大きな特権だ。非常に誇りに思っている」