カルロス・サインツは、バーレーンとイモラでのトップ10フィニッシュでフェラーリのF1ドライバーとしての新しい人生をスタートさせたが、興奮なスタートにも関わらず、フェラーリF1のマシンで自分のポテンシャルを最大限に発揮するにはまだ“程遠い”状態だと語る。開幕戦F1バーレーンGPで、カルロス・サインツは予選と決勝の両方でチームメイトのシャルル・ルクレールを上回った。
また、トリッキーなコンディションで行われたF1エミリア・ロマーニャGPでは、11番手からスタートして5位でフィニッシュ。今シーズンにチームを移籍したドライバーであるセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)のなかで最高のパフォーマンスだった。カルロス・サインツは、可能な限り最善の準備を整えてシーズンに向かうために、冬の間に宿題をこなす努力を惜しまなかったと語る。「それが冬の間の宿題として自分自身を設定したことだ。そして、本当に一生懸命に働いてきた」とカルロス・サインツはイモラで語った。「ファクトリーで多くの時間を過ごし、みんなと一生懸命に働いている。僕はまだマクラーレンのカルロスになるにはほど遠い状態だ。自分でそれを分かっているし、チームもそれを分かっている」「でも、バーレーンの予選で見たような一瞬のスピードの煌めきがある。今日もウェットで、混合コンディションでさえ何周か飛ぶように速かったよね」「いくつかの非常に良い煌めきはある。そして、今、とにかく僕たちは働き続ける必要がある。レースで走らせてほしい。すべての経験が融合して僕を強くする」F1エミリア・ロマーニャGPで、カルロス・サインツは、シャルル・ルクレールに続いてレースをフィニッシュ。3位表彰台を獲得した元マクラーレンの相棒ランド・ノリスからほんの数秒差だった。しかし、レース中盤のコースオフがなければ、カルロス・サインツは、ランド・ノリスから3位表彰台を奪えた可能性があった。「今日、僕たちは非常に接近していた。表彰台まで2秒差だったけど、グラベルに出たことで10秒を失ったと言わざるを得ない」とカルロス・サインツは述べた。「11番手スタートではあったけど、今日、表彰台はそれほど遠くはなかった。ペースは由某だったし、ウェットでのマシンに対するフィーリングも励みになった。ドライでもシャルルとランドに追いつくことができた。僕たちはお互いにたくさんプッシュし合った」「だから、そこにはいくつかのポジティブな兆候がある。とにかく週末全体をまとめる必要がある。でも、今日は11位からスタートしたことを考えると、初めてウェットなどでいくつかのミスを犯したけど、5位への挽回できたことにそこまで失望することはできない」