カルロス・サインツは、前任者のセバスチャン・ベッテルのようにフェラーリF1で隅に追いやられてしまうことを心配してはいないと語る。マラネロにタイトルを取り戻すことを期待されてフェラーリF1に加入したセバスチャン・ベッテルだった、結果で示すことができず、若手有望株のシャルル・ルクレールが加入したことでチーム内の立場を失い、最終的に戦力外通告を受けてチームを去った。
「そうなることを心配してはいない」とカルロス・サインツは La Gazzetta dello Sport に語った。「でも、そんな風には見ていない。フェラーリがドライバーを破滅させるとはね。人々はフェラーリがベッテルを破滅させたと言っているけど、実際にはそうではない。少なくとも僕にとってはそうではない」26歳のカルロス・サインツは、今年、マクラーレンからフェラーリに加入。チームはそれを否定しているが、フェラーリはサインツをシャルル・ルクレールの“ナンバー2”と見なしていると広く疑われている。カルロス・サインツは、セバスチャン・ベッテルの終焉について次のように語った。「彼は5年間そこにいた。彼は11勝と多くの表彰台を獲得し、彼の後ろに物語を残した。だから、僕にとって彼らは彼を破滅させてはいない」「セブは彼が残したものを誇りに思うべきだ。彼のように他に誰かフェラーリで11勝を挙げている人がいるか見てみればいい。僕ははっきりしない領域にいるかもしれないけど、それが僕の物の見方だ」カルロス・サインツは、フェラーリF1がルーベンス・バリチェロやバルテリ・ボッタスのようなナンバー2の役割で自分と契約したという考えを拒否した。「言いたいことは分かるけど、そのような考えをするには、中長期的に考えなければならない。何を残すかが重要だ」「4〜5年でどうなるかは考えていない。バーレーンでトップ5や表彰台を獲得する方法を考えている。ルクレールに勝てなければ自分がセカンドドライバーになるとは思っていない」「メディアとファンがそれを心配していることは分かっているけど、そうは思わない。バーレーンでスタートして、ベストを尽くしたいだけだ」「それはF1での自分以外の要因にも依存する。オリンピックの100メートルの短距離走とは違う。才能があっても、適切な場所に適切なタイミングでいなかったことでチャンピオンになれないこともある」
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