スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツは、F1プレシーズンテスト初日を終えて、2021年の開幕戦にむけての準備は“まったくできていない”と語る。カルロス・サインツは、2021年のF1世界選手権のためにマクラーレンからスクデーリア・フェラーリに移籍、バーレーンでテストが開始する前にフィオラノで2018年F1マシン『SF71H』で新しい環境に慣れるために走行した。
3月12日(金)にスタートしたF1プレシーズンテストでカルロス・サインツは午後の走行を担当。2021年F1マシン『SF21』で57周を走破し、問題はほとんど出なかった。それでも、カルロス・サインツは、2020年シーズンにむけて準備はできていないと感じている。「確かに、テストのための準備はできていると感じている。開幕戦の準備はできているか? まったくできていないよ」とカルロス・サインツはセッション後で語った。「マクラーレンで僕が持っていた、自分の好みに合わせてセットアップするために持っていた知識、風のコンディションでの正確な運転方法、新しいタイヤ…フロントウィング、スイッチの変更方法と比較すると、フェラーリについてはまだまったくわからない」「開幕戦の準備はあまり整っていいないけど、少なくとも僕たちはテストをしている。できる限りの準備をして到着したと感じているし、実際にまともなスタートを切れた」「風がマシンのバランスを大きく変え、今日はかなり風が強かったので、さまざまなコンパウンド、燃料負荷、さまざまな条件を経て、理解を深め続ける必要がある。すべてのことをね」「開幕戦で何を期待できるかを知るために、とにかくマシンのすべてのウィンドウ、マシンのすべてのパフォーマンステストする必要がある」カルロス・サインツの新しいチームメイトであるシャルル・ルクレールは、午前セッションでSF21のハンドルを握り、着実なスタートを切ったが、残りわずか10分でコース脇にマシンを停め、2021年の最初の赤旗を引き起こした。問題は明確ではなかったが、チームは、データに異常値が見られたことで、予防措置としてマシンを停止するように指示したと説明している。「10時ちゅうどに、シャルルはピットからサヒール・トラックに飛び込み、レーキを装備したマシンで短い最初の走行をした。これは、マシンの動作に関するエンジニアのデータを収集するのに役立つ」とスクーデリア・フェラーリは公式ウェブサイトで語った。「その後、簡単なチェックの後、ルクレールはC2コンパウンドでの長め走行のためにコースに戻り、一貫したコンディションで数周を走った。彼は午後10時から午後2時直前まで運転し、C3コンパウンドも走らせた」「しかし、残り10分で、テレメトリーで燃焼の異常が発見されたためため、彼はトラックの脇にマシンを停止するようにチームから指示された」