カルロス・サインツは、ルノーにローン移籍したときからレッドブルとは“連絡が途絶えていた”とし、そのことが今シーズン限りでレッドブル・ファミリーを離れて、マクラーレンに移籍するという決断に影響を与えたと認めた。カルロス・サインツは、昨シーズンの後半にマクラーレン、ルノー、トロロッソ、ホンダが絡んだエンジン契約の一部としてルノーに1年間の期限付きでローン移籍した。
それはダニエル・リカルドがレッドブルを離れた際の保険と考えられていたが、リカルドのルノー移籍が決まってもカルロス・サインツがレッドブルに戻ることはなく、ルノー残留が叶わなかったサインツは、2019年にフェルナンド・アロンソの後任としてマクラーレンのドライバーを務めることが決定している。カルロス・サインツは、ルノーと契約して以降、レッドブルにはもはや“関与しなくなっていた”ことが決断はより容易に進めることができた理由のひとつだと明かした。「2016年や2017年にレッドブル・レーシングに行けるチャンスがあったら、僕はそのチャンスを与えられていたと確信しているけど、リカルドとフェルスタッペンは動かなかった」とカルロス・サインツは説明。「その後、ルノーに移り、良い1年を過ごした。でも、それによって必然的にレッドブルとのコンタクトはなくなったし、まったく情報もなく、まったく関与していなかった。それで、彼らはピエール・ガスリーを選んだ」「彼はとても良いドライバーだとし、レッドブルでチャンスを得るに相応しいと思っているよ」レッドブル・レーシングで走るというカルロス・サインツの夢は実現しなかったが、トロロッソで走るチャンスを与えてくれたことに感謝していると語る。「2015年のトロロッソでの初年度は良い一年だったし、2016年は2015年よりも悪いクルマで3倍のポイントを獲得した」とカルロス・サインツはコメント。「2017年はさらに良いパフォーマンスを発揮して、ルノーに名刺を渡すことができた。同じチームとの2年目のアドバンテージによて、ラウンド毎にコンマ2秒を追加することも可能になった」
全文を読む