2019年にフェルナンド・アロンソの後任としてマクラーレンへの移籍が決定しているカルロス・サインツだが、それがルノーとの残りの9レースにむけての熱意をかすめることはない。レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドのルノー移籍が決定し、ルノーへの完全移籍の可能性が断たれたカルロス・サインツが2019年の所属チームに選んだのはマクラーレンだった。
「ドライバーマッケットの動きによって激しい夏だったね」とカルロス・サインツは認める。「今年はまだ多くのレースが残っているし、僕は最高の状態でR.S.18をドライブしてルノーを離れたい」「僕たちは今シーズンの次のフェーズのために多くのハードワークをしている。チャンピオンシップで4位に留まるのは簡単なことではないけど、僕たちはそのチャレンジにむけて気合を入れている。コース上で結果を出すために全力を尽くしていくつもりだ」カルロス・サインツは、マクラーレンはルノーとエンジン契約を結んでいるので、2018年以降もルノーとの関係が途切れるわけではないと語る。「来シーズンもルノーとの繋がりがあるのは良いことだ。でも、僕の焦点は間違いなく今年のレースにある」カルロス・サインツは、F1ハンガリーGPでチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを上回り、ポイントを獲得できたことに満足しているとし、4週間の夏休み後を終えてコースに戻るのが待ち切れないと語る。「少し休みをとれるのは嬉しいことだけど、僕はドライバーだし、レースをするのが大好きだ。早くクルマに戻れるほど嬉しいね」「でも、家族や友人と夏休みを過ごして、今シーズンの後半戦前に休んでエネルギーを蓄える良い機会だった」「休みの間もトレーニングと食事制限はしていたけど、何度かアイスクリームを食べてしまったよ!」カルロス・サインツは、F1で最も歴史的な会場であるスパ・フランコルシャンでアクションに戻ることを楽しみにしていると語る。「スパでレースをするのは好きだ。F1でも特別なグランプリのひとつだし、全てのドライバーがレースをするのを楽しみにしているグランプリだ」「スパには高速コーナー、ロングストレート、オーバーテイクの機会、標高の変化やランダムな天候など、すべてのものが揃っているのでとても楽しい」「完璧なマシンバランスを見つけるのは難しい。流れるようなコーナーには高いダウンフォースが必要だけど、直線スピードをあまり失わないように注意しなければならない。ケメルストレートとバスストップシケインの前にはそれが必要になる」「もちろん、オー・ルージュはスパで最も有名なコーナーだ。でも、僕はミドルセクターの長い左コーナーのプーオンがかなり好きだ。うまくまとめるのがかなり難しいコーナーだ。マシンがコーナーでグリップがあることを祈って、7速ギアで260kph以上で坂を下っていく。かなりの興奮を得られるよ!」