ペドロ・デ・ラ・ロサは、2019年にマクラーレンがフェルナンド・アロンソとカルロス・サインツという“オールスペイン”のドライバーラインナップを起用することが必ずしも“夢”のようなことだとは考えていない。今年、ルノーでF1を戦うカルロス・サインツだが、残留への雲行きは危うくなっている。ルノーはエステバン・オコンとの契約を検討しているとされ、その場合はカルロス・サインツはシートを失うことになる。
その場合、カルロス・サインツの移籍先として挙げられているのがマクラーレン。友人であり、同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソとチームを組む可能性がある。元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、スペイン人のなかにはそれが“ドリームチーム”だと考える人もいるかもしれないが、カルロス・サインツのことを考えれば、決してそうなるかはわからないと語る。「夢? 彼らが一緒にならない方がいいかもしれないと考えている」とペドロ・デ・ラ・ロサは Cadena Ser にコメント。「フェルナンドのチームメイトになることは非常に難しいことだし、私としてはカルロス以外の誰かが苦しんでくれた方がいい。カルロスは2~3年以上の経験を積んでから、フェルナンドのようなビーストと対峙した方が好ましいと思う」しかし、ペドロ・デ・ラ・ロサは、カルロス・サインツがルノーを追い出されるとしても、F1に居場所を失う心配はすることはないと語る。「ルノーがカルロスを放出するというミスを犯したとしても、彼はF1で居場所を獲得することはできる」とペドロ・デ・ラ・ロサは語る。元マクラーレンのドライバーだったペドロ・デ・ラ・ロサは、ルイス・ハミルトンはポイントランキング首位でリードを広げているが、チャンピオンシップ争いは今後も接戦になっていくだろうと語る。「メルセデスは、フェラーリが勝つはずの場所で勝ったし、ベッテルにとって最高のクルマに乗っているにも関わらず、24ポイントも少ない状況は大きなドラマだ」とペドロ・デ・ラ・ロサはコメント。「まだ長い道のりであり、最後のレースで全ては細かなことで決定するだろう」