カルロス・サインツが来シーズンどのチームでレースをするかは彼の手には委ねられてはいないが、ルノーに残ることができれば嬉しいとサインツは語る。レッドブルと契約を結んでいるカルロス・サインツは、今年、1年間の期限付き移籍でルノーに加入にした。だが、ダニエル・リカルドがレッドブルを離れる決断をした場合は、その後任としてチームに戻ることになるとされている。
だが、カルロス・サインツは、ルノーに残ることができれば嬉しいと語る。「個人的にはルノーに残ることができれば嬉しい」とカルロス・サインツは El Pais にコメント。「僕はここで満足している。このチームには多くのポテンシャルがあると思うし、何が起こったとしても、僕たちがここルノーでやっていることを非常に誇りに思う」「僕としては残留できれば嬉しいね」シーズン序盤はチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグに上回れてカルロス・サインツだが、徐々に改善し、今では同等なレベルに並んでいる。それにより、今季のルノーは非常にバランスの取れたラインナップとなっており、ルノーのアドバイザーを務めるアラン・プロストもこのままのラインナップを見ていきたいと語る。「チームの中にはドライバーの姿勢やエンジニアとのやり取りに大きな違いがあることもある」とアラン・プロストは語る。「だが、私が目にしているこの二人はお互いを非常にうまく補完している」「重要なのは、彼らが同じ方向を向いて、チームをベストにするためにプッシュしているということだ」ルノー・スポールF1のシリル・アビテブールもプロストの意見に同意する。「我々はまだチームを作っているところであり、我々が二人のドライバーから感じている忠誠心は重要だ」とコメント。「我々はまだ最高レベルには達していないし、利己的なドライバーを起用する余裕はない」カルロス・サインツは、F1で高い野心を抱いており、ルノーと一緒に成長していきたいと語る。「僕には野心があるし、僕はとても競争力がある。勝ちたい」とカルロス・サインツはコメント。「でも、現在のF1ではトップ3チームが、残りのチームの1.5秒前にいる。そして、僕たちは残りのチームの一番だ」「僕たちはまだ成長するためにやらなければならないことがたくさんあるし、それは一夜にして実現しないことはわかっている。来年や再来年にそれが実現することを期待している。焦ってはいけないと思う」