ルノーのF1ドライバーであるカルロス・サインツJr.は、28(日)の世界ラリー選手権 開幕戦ラリー・モンテカルロの最終パワーステージを走行し、父が辿ってきたラリーの世界へ第一歩を踏み出した。カルロス・サインツJr.は、ラリー・モンテカルロのスペシャルゲストとしてコースカーに指定されたルノー メガーヌR.S.をドライブ。“素晴らしい経験だった”と語った。
「これをするのをずっと待っていた。素晴らしい経験だったよ!」とカルロス・サインツJr.は語った。「とても特別だった。ずっと夢見てきたことだし、ルノーのおかげでその夢がかなった。コ・ドライバー、ペースノートと一緒にラリーを走りたいとずっと思っていた。良いペースがあったし、とても楽しかった」「クルマは本当に良かった。様々なドライビングモードがあって、完全に快適になれるようにそれをテストしていた。レースモードやスポーツモード、少し調整できるトラクションコントロールもあった。ステアリングはとても正確だったし、ツイスティなセクションではサスペンションにもさがあって、本当に楽しかった。素晴らしい経験だ。本当に滑りやすい場所もあって、モンテカルロをフルに経験できたよ! 父は慎重に走れと言っていたけど、かなり楽しむことができた。この機会を与えてくれたみんなのおかげだ」カルロス・サインツJr.の次のレース活動は3月25日のF1開幕戦オーストラリアGPとなるが、将来的にラリーをやることに興味を持っていると語る。「僕のキャリアでラリーをやるのはまだ早いけど、将来は趣味としてやるかもしれない」とカルロス・サインツは Autosport にコメント。カルロス・サインツJr.は、スペインの自宅近くのステージで父親と一緒にラリーを走らせている。「父と一緒に多くの練習をしている。地元の田舎でラリーカーがあって、ダートステージで結構走っているし、いつもかなり多くのことを学んでいる」「僕の最大の弱点はペースノートを信じることだ。僕はサーキットドライバーなので、そのような経験はないし、教えてもらってはいるけど、それを学ぶのは本当に難しい。スキルという点では彼から多くのことを学んだ。僕たちは雪や氷、素晴らしいターマックでたくさん走っている」カルロス・サインツSr.はラリー・モンテカルロで3回優勝を経験している。「ラリー・モンテカルロについては父から本当にたくさんのことを聞いてきた。ステージがどれくらい難しいか、雪から雨や明るい日差しなどコンディションがいかに変化するか、そして、もちろん山とヘアピンを抜けるにはどれくらい鋼の神経を必要とするかもね!」カルロス・サインツSr.は、WRCから引退したあと、クロスカントリーに転向し、今年はダカールラリーで2度目の優勝を飾った。カルロス・サインツJr.も将来的に同じような野心を抱いていると語る。「ダカールのことを心に描いている。父はダカールがいかに危険で難しいかを知っているので、やらさせたくないみたいだけどね」「僕はこの種の冒険は大好きだ。僕にとって大きなチャレンジだろうね。ダカールに必要なラリースキルはないけど、是非トライしてみたいね」
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