政府は1月17日(木)に皇位継承に関する“式典委員会”を開き、新天皇即位の祝賀パレードで使うオープンカーをトヨタ・センチュリーに決定した。皇太子さまの即位にあたり、政府は10月22日に行われる祝賀パレード「祝賀御列の儀」で使用するオープンカーについて、トヨタを含めた国内外の6社に打診。BMW以外が応じ、日産は「シーマ」、ホンダは「レジェンド」、ロールスロイスは「ドーン」、ダイムラーは「メルセデス・ベンツS560カブリオレ」を提案。
最終的に政府は、安全性や環境性能などを重視してトヨタ自動車のセンチュリーに決定した。また、2月24日に行われる在位30年記念式典では、天皇陛下が沖縄への思いを込めて作詞され、皇后さまが作曲された歌を沖縄出身の歌手・三浦大知さんが歌うことなどが決定した。トヨタ・センチュリーは1967年、トヨタグループの創始者である豊田佐吉の生誕100年を記念して発売。以来50年にわたり「日本を代表するショーファーカー」として、各界のエグゼクティブに愛用されてきた。昨年6月に21年ぶりのフルモデルチェンジとなる三代目センチュリーは「継承と進化」を開発テーマとした。「匠の技」と「高品質のモノづくり」を継承しつつ、ハイブリッド化による高い環境性能と、新しい魅力を付与した内外装デザイン、ショーファーカーとしてふさわしい先進・快適装備を付与。乗り心地、静粛性、走行安定性を一段と向上させている。関連:トヨタ、センチュリーを21年ぶりにフルモデルチェンジ