F1カナダGP予選Q2は、終盤にかけて各チームがタイヤ戦略を交錯させる中、トラックエボリューションの影響で順位が目まぐるしく入れ替わる展開となった。レッドブルのマックス・フェルスタッペンはセッション序盤にミディアムタイヤで1分11秒638を記録。これはソフトタイヤ勢を上回るハイペースで、直後に出たランド・ノリス(ソフト使用)のタイムを0.05秒上回ってトップに立った。
フェルナンド・アロンソはミディアムでQ1を突破していたが、Q2ではソフトに履き替えてアタック。6番手に入りつつ、上位と遜色ないタイムを記録した。セッション終盤、角田裕毅は一時9番手に浮上したが、メルセデス勢のアタックにより11番手へと後退。惜しくもQ3進出を逃した。なお、角田はすでにFP3での赤旗違反により10グリッド降格が決定しているため、実質的にはQ3進出は叶わなかった状況でもある。フランコ・コラピントも一時トップ10に入るも、最終的には12番手でQ2敗退。Q1でチームメイトのピエール・ガスリーに大差をつけたものの、Q3には届かなかった。Q2の脱落者は以下の通り:■ 11位 角田裕毅(レッドブル)■ 12位 フランコ・コラピント(アルピーヌ)■ 13位 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)■ 14位 オリバー・ベアマン(ハース)■ 15位 エステバン・オコン(アルピーヌ)メルセデス勢はQ2中盤までノータイムだったが、終盤のアタックでラッセルが6番手、アントネッリが8番手に入り、両者ともQ3進出を決めている。
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