2025年F1カナダGP予選のQ1では、予想外の波乱が続出。カルロス・サインツがまさかのQ1敗退を喫し、ピエール・ガスリーは最下位に沈んだ。ハジャーの走行妨害に関してはスチュワードによる調査が入る見通しだ。Q1中盤、路面温度がわずかに下がる一方でラバーの蓄積により路面コンディションが急速に改善。終盤のアタックラップが極めて重要なセッションとなった。
サインツは赤旗明けの残り5分半でタイム更新を狙ったが、アイザック・ハジャーのスロー走行に引っかかりタイムをロス。再度のアタックではターン出口でワイドに膨らみ、最終的に17番手で敗退した。なお、このハジャーの走行はスチュワードによって「noted(注視対象)」とされており、予選後に調査される可能性がある。また、ガスリーもアタック序盤でセクター1を最速タイムで通過するも、その後のセクターで失速。チームメイトのフランコ・コラピントに大差をつけられて最下位となった。チーム内での立場が注目されていたコラピントにとっては、非常に重要なセッションとなった。このセッション中にはアレックス・アルボンのウイリアムズからエンジンカバーが脱落し、赤旗が提示される一幕もあった。アルボンのマシンは修復され再出走し、最終的にQ2進出を果たしている。Q1の脱落者は以下の通り:■ 16位 ガブリエル・ボルトレト(マクラーレン)■ 17位 カルロス・サインツ(ウィリアムズ)■ 18位 ランス・ストロール(アストンマーティン)■ 19位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)■ 20位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)次セッションQ2には、角田裕毅を含む15台が進出。角田はFP3での赤旗無視による10グリッド降格ペナルティが決定しており、予選順位にかかわらず決勝は後方スタートとなる。
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