F1カナダGPの舞台ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、2019年のグランプリにむけて大規模な改修工事を実施。4800万カナダドル(約42億円)を投じてチームガレージ、コントロールタワー、表彰台、メディアセンターなどの老朽化した施設を改修し、VIPエリアとテラスを建設する。モントリオールのSociété du parc Jean Drapeau(SPJD)社は14日(木)に記者会見を開き、サーキット改修プロジェクトのレンダリング画像を公開した。
F1カナダGPのプロモーターは2015年にグランプリ開催契約を2029年まで延長。契約の一環として、SPJD者はインフラの改修と拡張を約束していた。1988年にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットに建設されたパドック施設は耐久年数を超えており、新たなインフラは、F1とFIAのすべての基準を満たしつつ、ホスピタリティスイートのキャパシティが1800人から5000人に増やされる。会場には新たに最先端の技術を駆使した近代的なアクセシブルなビルディングが建設され、すべてのサービスが1つの建物に統合される。各階に貨物エレベーターが設置され、クライアントのためにガラス張りのエレベーターも設置される。新しいパドックは3階建てとなり、1階はF1チームガレージ、コントロールタワー、職員用のオフィス、2階はボックス席、コントロールタワー、ポディウム、メディアエリア、3階はボックス席とテラスとなる。工事には4800万カナダドル(約42億万円)の予算が投入され、モントリオール市が3000万ドル(約26億3000万円)、Ministere des Affaires municipales et de l'Occupation du territoireが1,800万ドル(約15億8000万円)を負担する。工事は2018年のF1カナダGP終了直後に開始され、2019年4月の完成が予定されている。
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