キャデラックF1は、2026年のF1初参戦に向けた準備の一環として、スウェーデンのサスペンション専門メーカーであるオーリンズと、専用ダンパー供給契約を結んだことを明らかにした。これは、ゼネラルモーターズの支援を受ける新チームにとって、またオーリンズにとっても「重要な節目」と位置づけられる動きだ。オーリンズは2025年にブレンボ・グループの一員となっており、今回の契約により、キャデラックの初代F1マシン向けに、フロントおよびリアのカスタムダンパーを供給する。
これらはキャデラック専用に設計されたもので、チームの車両コンセプトに合わせた最適化が施される。このパートナーシップは、ブレンボ・グループがF1で築いてきた強固なプレゼンスをさらに裏付けるものでもある。同グループは現在、全11チームにブレーキキャリパーを供給しており、さらに多くのチームに対して、カーボン製パッドおよびディスク、ブレーキポンプ、ブレーキ・バイ・ワイヤ・システム、APレーシング製クラッチ、そしてオーリンズ製ダンパーといった追加ソリューションも提供している。これらの技術のいくつかは、キャデラックのマシンにも採用される予定だ。キャデラックとオーリンズの協力関係は、マシンの最初期コンセプト段階から始まっており、その開発は数年前にさかのぼる。2024年にはフロントおよびリア用の初期ダンパープロトタイプが製作され、その後、複数のプリプロダクションユニットを用いた広範なテストと改良が重ねられてきた。キャデラックF1チームのチーフ・テクニカル・ディレクターであるニック・チェスターは、このパートナーシップの重要性を次のように語っている。「我々は、キャデラックF1チーム初のマシンに関するコンセプト作業の初期段階から、オーリンズと協力してきた」「オーリンズのダンパーは性能と品質の両面で非常に優れており、今後はレースの現場で、ともに開発を進めていくことを楽しみにしている」