元F1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは、新しいハイパーカーでのWEC(世界耐久選手権)に再び参加したいと考えており、その準備として来年のル・マン24レースにLMP2クラスから参戦する可能性を示唆した。ジェンソン・バトンは今月で2シーズンにわたるSUPER GTへの参戦を終了。別れの記者会見で“新しい規制に非常に興奮”しており、‟将来的に素晴らしいシリーズになる”と考えており、“ル・マンで再びレースをしたい”と語っていた。
ジェンソン・バトンの目標は、2020-21シーズンに導入されるハイパーカーのルールに設定されているが、彼は来年6月の2019-20シーズンの最終戦となるル・マン24時間レースへの参戦を試みる可能性があることを示唆した。「来年参戦すれば、再びルマンに慣れて、もっと経験を積むことになるだろう」とジェソン・バトンはコメント。「おそらくLMP2になるだろう。それがハイパーカーのペースになるだろうからね。それに少なくとも競争はできる。トヨタにいなければ、勝つことはできない」「競争がないのはトヨタにとっては本当につまらないだろうね」「だから、LMP2は素晴らしいカテゴリーであり、おそらくそれが選択肢かもしれません。それ以外にはまったく計画はない」「僕が進みたい方向は、2020-21シーズンからのWECだ」ジェンソン・バトンは、2018-19シーズンのWECの序盤にSUPER GTプログラムと並んでSMP Racing LMPから参戦していた。しかし、SUPER GTのコミットメントと両立することは不可能であるとして、最後3レースを残して撤退した。SMPは、ジェンソン・バトンの代わりに元F1ドライバーのストフェル・バンドーンを起用している。ジェンソン・バトンは、表彰台を獲得したかもしれないが、ル・マンをスキップしたことに後悔はないと語る。「3位を獲得するためにル・マンには行かない。でも、バンドーンに公平に言えば、彼は素晴らしい仕事をした」「でも、僕は表彰台に立って、3番目に満足していなかっただろう。勝つチャンスがないことはわかっている。そして、3位はある種の勝利だ。でも、それは少し奇妙なことだ」「ル・マンをフィニッシュすること自体が良いことです。しかし、僕がル・マンに行くなら、実際にル・マンに勝てるマシンに乗りたい」
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