ジェンソン・バトンは、2019年にカルロス・サインツがマクラーレンに移籍することを“ステップアップ”と見なすことに疑念を抱いており、マクラーレンが上位を争えるポジションまで挽回するには“数年を要する”と考えている。今年、レッドブルからルノーにローン移籍したカルロス・サインツは、ルノーへの完全移籍を目指していたが、ダニエル・リカルドの加入が決定したことでその計画は実らなかった。
ダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・レーシングに加入するという道もあったと考えられているが、カルロス・サインツは今シーズン限りでF1を離れるフェルナンド・アロンソの後任として2019年にマクラーレンに移籍することを決断した。2010年から2016年にマクラーレンでF1を戦ったジェンソン・バトンは、カルロス・サインツのマクラーレン移籍は決して間違った選択ではないと考えているものの、競争力を発揮できるようになるにはしばらく時間がかかると考えている。「ステップアップなの? 今年、彼はルノーのワークスチームでレースをしていて、とても良いパオーマンスを発揮していると思うけど」とジェンソン・バトンはコメント。「彼はマクラーレンに移籍する。もちろん、ダニエルの移籍によって彼が来年ルノーでレースをするという選択肢はなかったと思う。正しい決断だとは思う」「でも、来年、マクラーレンのクルマのペースは変わらないと思うし、難しいシーズンになるだろう。彼らはかなり後退してしまっているからね」「ビッグチームだし、何度もワールドチャンピオンを獲得してきたチームだ。彼らはそこに返り咲くために戦っていくだろうけど、もう少し時間がかかると僕は思う」ジェンソン・バトンは、フェルナンド・アロンソというビッグネームの後任としてマクラーレンに加入するカルロス・サインツは、自分自身を証明するためにマクラーレンで地位を確立させていく必要があると考えている。「彼は数年かけて懸命に仕事をして、今の自分自身を感じ、自分の意見を大切にすることを理解する必要がある。うまくいけばクルマを前進させることができるだろう」「もちろん、フェルナンドが引退するし、彼は自分が何やっていることはわかっていると思う。彼は毎週末クルマからベストを引き出している。それを引き継ぐのはずっと厳しいものになるだろう」「でも、彼らは彼に価値があると思わなければ、彼を選ぶことはなかっただろう」
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