元マクラーレンのF1ドライバーであるジェンソン・バトンは、マクラーレンがF1で“ベストなシャシー”を持っているなどと大口を叩かなければ、今シーズンここまでの成績は素晴らしいものだと捉えられていただろうと語る。マクラーレンは、ホンダとのパートナーシップを解消した昨年からシャシーは“F1グリッドでベスト”だと豪語。ルノーのF1パワーユニットを獲得した今年は、トップ3チームの一角を切り崩すことを目標に掲げた。
今シーズンここまで、マクラーレンはフェルナンド・アロンソが4戦連続でポイントを獲得するなど、コンストラクターズ選手権で4位に位置している。しかし、予選ではいまだQ3進出を成し遂げておらず、昨年までの苦戦はエンジンのせいではなく、シャシー側に問題があったとの見方が強まっている。ジェンソン・バトンは、マクラーレンはプレシーズンに大口を叩きすぎたと考えている。「現時点でトップ3チームに挑むのは難しいことだし、しばらく時間がかかるだろう」とジェンソン・バトンは Sky Sports にコメント。「マクラーレンは、去年と今年、自分たちにはベストなクルマがあるかもしれないと考えていると言っていた」「フェラーリ、メルセデス、レッドブルとレースをしているときに、F1でベストなクルマを造るなんて無理難題だ。それに、僕たちはそうなっていないことを目にしていると思う。だから、ここまでのシーズンは期待外れだったと言われてしまうんだろう」「でも、彼らがベストなクルマを持っているなどと言うことがなければ、彼らにとって素晴らしいシーズンだと言われていただろう」「彼らは良いステップを果たしているし、コンストラクターズ選手権で4位にいる。でも、彼らがシーズン開幕時に言っていたことによって、期待していたような結果ではないと言われてしまっているのかもしれない」
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