フェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPで1戦限りの復帰を果たすジェンソン・バトンだが、マクラーレン・ホンダ MCL32での初走行はモナコでの木曜フリー走行になる。来週にはバーレーンでインシーズンテストが開催されるが、マクラーレン・ホンダはストフェル・バンドーンとオリバー・ターベイを起用することを発表。
ジェンソン・バトンは、F1モナコGPのフリー走行1回目がMCL32の実車での初走行となる。この決定について、マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエは「非常にシンプルなことだ」と説明。「我々はこれについて一緒に詳細を検討した。ジェンソンはF1で17年間レースをしてきたし、実際に今日のレベルのダウンフォースで走っている。このクルマを走らせるための専門的な違いも経験している。我々はここのトラックレイアウトやバルセロナのプラクティスでの走行さえあまり有益ではないということで合意した」「彼はコンディションがいいし、準備は整っている。来週オリバー・ターベイを起用するのは、我々のシミュレーターとの相互関係を微調整することの一環だ」「現在、MTCのシミュレーターは非常に精密だし、我々の両方がモナコのためにこのクルマのモデルをシミュレーターで走らせることに数日間費やした方が彼のためにいいと考えている」「木曜日にクルマに乗ることが最高のトレーニングであることは事実だが、モナコは大きなGフォースはないので、対処しやすい。彼は十分にコンディションが整っていると思うし、首も問題ないだろう」今年ジェンソン・バトンはすでにシミュレーターで走っているかと質問されたエリック・ブーリエは「何度か走っていると思う」とコメント。「それほど多くはないが、数日は走っているはずだ。彼はクルマのテストをしているし、来週MTCに来るときが正式な仕事になる」「プラクティスで10周も走れば彼は大丈夫だと保証できる」ジェンソン・バトンは「MCL32には、モナコGPの前にマクラーレンのシミュレーターで乗る予定で、それでレースへの準備は整うと思う」とコメント。「日ごろからトライアスロンのトレーニングで十分に鍛えていますので、フィジカル面でも全く心配していない」「再びF1でレースができ、また、そのステージが僕にとって慣れ親しんだモナコGPなので、これ以上の舞台はないと思っている。モナコでは2009年に優勝しているし、僕の大好きなサーキットの一つだ」
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