ジェンソン・バトンは、2016年のマクラーレン・ホンダのパッケージに自信を持っているが、今年レースに勝つことはないだろうと認める。昨年、マクラーレンとホンダは、エンジンの信頼性とパフォーマンス不足によって悲惨なシーズンを過ごした。冬の間に際立った前進を果たしたマクラーレン・ホンダだが、まだ上位勢には届いていない。
ジェンソン・バトンは、マクラーレン・ホンダにはさらにギャップを縮めるためにまだやるべき仕事があることを認識している。「決して望んでいるような速さではないし、チーム内の全員がそう思っていると思う」「人生のあらゆることと同じだ。でも、僕たちはこのスポーツがいかに競争的かもわかっているし、開発面で一年半遅れている新しいマニュファクチャラーと最初から突然レースに勝つなんてことはない。なので、昨年はタフだったし、今年もまだ自分たちのベストな状態ではない」「ペース的にはまだ道のりは長いけど、重要なことはレース週末で持っている全てを出し切ることだと思う。今年ここまでそれができたとは思っていない」「モナコは僕たちにとって興味深いレースだけど、僕たちは一年を通して進展していく。でも、そうだね、僕たちは今年レースに勝つことはないだろう」ジェンソン・バトンとチームメイトのフェルナンド・アロンソは、繰り返し忍耐とマクラーレン・ホンダのプロジェクトへの信頼を示しており、現在のメルセデスの優勢を終わらせられるのはマクラーレン・ホンダだけだと主張している。ジェンソン・バトンは、中団争いをしている現在も二人ともモチベーションはまったく失っていないと語る。「それでもレースに行ってベストを尽くすものだ。どんなドライバーだって、クルマに乗って、ベストを尽くさないことなんてない。自分自身のベストを尽くして、それがチームメイトや他のクルマであるかに関わらず、競争したいものだからね」「競争力のないクルマに乗っているときにドライバーがプッシュしないなんて本当に馬鹿げた考えだ。プッシュしない理由なんてない」「それが僕たちが生きるためにやっていることだし、それが僕たちの仕事であり、趣味であり、人生だ。クルマに乗って、9割で走るなんてことがあること思う? そんなことは起こり得ない。チームメイトに対して良いと思いたいので、全員がプッシュしている」「なので、誰かがそんなことを言っていると聞いても信じてないよ」マクラーレン・ホンダは、F1ロシアGPで、フェルナンド・アロンソが6位、ジェンソン・バトンが10位でフィニッシュし、2015年のハンガリーGP以来となるダブル入賞を果たした。
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