ジェンソン・バトンが、ブラウンGPで新たなスタートを切った。9日に開始したF1バルセロナテストで、ジェンソン・バトンはブランウンGPの新車BGP001で初テストに挑み、4番手タイムを記録した。ブラウンGPはシーズンのスタートの準備に大きな努力が必要となるが、バトンはブラウンGPでのスタートが若返ったような気分だと語る。
「ここ2〜3年が気が抜けていたとは言わないけど、『うおーっ!』って感じだったよ」「新鮮なスタートになったし、F1マシンに乗ることは僕を再び子供のような気分にさせた。とてもエキサイティングだった。9年経験したけど、再び2000年のような気分だった。完璧な位置にいる」「僕は勝つこと飢えている。僕だけじゃなく、僕たち全員がそのように感じている。特に出来上がったマシンは競争力があると思うし、ここ2台のマシンとは非常に異なる。僕たち全員が再び少年のような気持ちだし、今日僕がドライブする前にもチームのみんなの笑顔からもわかった」「雰囲気は素晴らしいし、それが良い一体感をもたらしたと言える。今は素晴らしいチームだ」ブラウンGPは遅くにエンジン変更に直面したが、バルセロナでのマシンのペースが示すように、昨年前半から2009年マシンを開発するとのチームの決定が、成果をあげていると考えている。「マシンにこのエンジンを積む予定ではなかったので、僕たちが特定な部分が少し難しくなった」「ある部分は他のチームほど良くないけど、僕たちはとても早くこのマシンに取り掛かったし、競争力のあるマシンを作った。僕たちがマシンに試みた特定の部分み注目して、テストをしているみんなを観てみても、そんなに速くはなさそうだ」「それは他のチームの多くの部分にあてはまる。僕たちはそれらの部品を見つけることができなかったので、僕たちは異なる方針で作業をした」「美しいクルマでもある。あのウイングがあるので言うのは難しいけど、確かに美しいクルマだ」バトンは、昨年末にホンダと結んだ契約から減給を受け入れたことを認めた。「契約について話したくはないけど、全ての人々がなにかを犠牲にする必要があると思う」「僕はレースがしたいし、チームがブラウンGPとしてグリッドに並ぶことにとても満足している。それは僕にとって最も重要なことだ」「たとえ、人々が過去のドライバーや僕の個人的なことを言ったとしても、僕はレースをするためにここにいる。僕はレースを愛しているし、ここはレースをするのに最高の場所だ。多くの犠牲を払わなければならない」しかし、バトンはそれがF1に留まることを意味するなら、お金を放棄することは問題ではなかったと語る。「あなたは『君はF1ドライバーだし、お金を儲けている』と言うかも知れないし、僕たちの何人かは、かなり多くのお金を稼いでいる。でも、今は数年前とは状況が異なる。僕はレースがしたいのでは、お金は何も意味しない」「僕は自宅で座って何をすればいい?現時点ではなにもない。僕は29歳だけど、まだ少年の心を持っているし、F1で多くを証明したい。5〜6年で離れるかもしれないし、何か他のことを探すかもしれない」「でも、現時点ではそれは目指してはいないし、グリッドに立ってブラウンGPとレースに勝ちたい。将来、十分な可能性があると思っている」