ジェンソン・バトンは、F1日本グランプリのレース中のフェルナンド・アロンソの無線での発言を擁護。アロンソの発言は、マクラーレン・ホンダの苦境を打開したいという気持ちの表れだと述べた。ホームレースである鈴鹿で、ホンダのエンジンを“GP2エンジン”と称したフェルナンド・アロンソの発言は大きな話題となった。ここまで、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは平静を装ってきたが、この発言はフェルナンド・アロンソとチームとの関係に亀裂が入り始めたサインだと受け止められた。
その結果、フェルナンド・アロンソはマクラーレンへのコミットを改めて強調する必要に迫られた。しかし、チームと2016年の契約を更新したばかりのジェンソン・バトンは、興奮しているときの発言でドライバーを判断するのは不当だと考えている。 「厄介だよね。レーシングカーをドライブしてる時の僕たちはすごく感情的になってる」とジェンソン・バトンは述べた。「一番素が出ている場所だ。物事が思い通りにいかないと、言ってはいけないことを言ってしまうこともある。チームに言うのも決してポジティブではないかもしれないけど、世界中に放送されるのとはまったく違う話だ」 「世界中に流れていることは知っているけど、ああいう流れで物凄く感情的になった時は、それを発散しなければならない。無線を使わずにヘルメットの中でつぶやくのはちょっと変だ。誰かに自分の気持ちを知らせたいと感じるものだ」 カメラのない場所では、自分とフェルナンド・アロンソは常にホンダに本音を打ち明けてきたとジェンソン・バトンは言う。ただし、それは建設的な方法でのことだ。 「僕たちは結構言うよ! 普段、カメラの前でしないだけだ。でも、感情が高ぶりすぎると、つい表に出してしまうこともある。フェルナンドと僕は懸命にプッシュしている。黙って痛みに耐えているだけではない」 「普段はあんな言い方はしないけど、僕たちのコメントとはチームにとって、そして開発のためにとても役に立つものなんだ」「レースで防衛手段が何ももないのは辛い。予選とスタートで必死に頑張ったのに簡単に他の人にオーバーテイクされてしまうんだからね。どうにか対処して、ベストを尽くそうとする。クルマを降りたらチームと話し合い、行くべき方向性を決めるん。僕たちが感情を持つことは大事だよ。それは、このスポーツを気に掛けていて、愛していることの表れだからね」
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