ジェンソン・バトンは、今週末のF1日本GPでF1引退を発表することを強くほのめかした。ジェンソン・バトンは、マクラーレン・ホンダの状況にほとんど“喜び”はないと認めており、F1を引退することを決断し、それを“第2のホームレース”と表現する鈴鹿で発表したいと考えていることを示唆した。「クルマに乗っていて楽しいのは、上位を戦っていて、何かを成し遂げていると感じているときだけだ」とジェンソン・バトンはコメント。
「後方近くで戦っていると、F1マシンをドライブしているにもかかわらず、他のものを運転している方が簡単に喜びを得られたりするものだ」「上位で戦っていることが重要だ。表彰台の頂点に立つ可能性が重要なんだ。それがF1の喜びだ」マクラーレンは、2016年もジェンソン・バトンのオプションを行使するかについて最終的な決定権を持っているが、バトンが引退を決意した場合には、残留を強いることはないとみられている。ジェンソン・バトンは、F1引退を決断したことを示唆した。「重要なことについての決断を下した」とジェンソン・バトンは述べた。「ホームグランプリで発表できれば、それは常に嬉しいことだけど、まだどうなるかはわからない」「日本でロン・デニスとエリック・ブーリエが出席する会議がたくさんある。本部でも多くの会議があると確信している」今季、ジェンソン・バトンは、今季2度ポイントフィニッシュしているいるが、5度のリタイアを喫しており、バーレーンではスタートさえできなかった。「誰にとっても楽な状況ではない。最高の方法は一緒になった働き、人員と資金を適切なエリアにきちんと投入することだ」「日本人が全力で仕事をしていることはわかっている。休みなくね」「でも、マクラーレン・ホンダとしては、確実に全てを正しい方向に進めていく必要がある」ジェンソン・バトンは、2000年にウィリアムズでF1デビュー。これまで278戦を戦い、2009年にはブラウンGPで念願のワールドチャンピオンを獲得している。