ジェンソン・バトンは、今シーズン末でF1から引退しなければならない可能性を直視しているが、F1に残るためにやれることは全てやるとの決意を固めている。マクラーレンのロン・デニスとエリック・ブーリエが長期的なドライバー計画を描くなか、その中にジェンソン・バトンが含まれるのかは決まっておらず、今後については不透明な状態な状態になっている。
マクラーレンのターゲット一人はフェルナンド・アロンソだと考えられているが、アロンソには2016年までフェラーリとの契約があり、フェラーリも残留を強く主張している。ジェンソン・バトンは、今年を最後に引退を強いられるかもしれないと認めつつ、F1なしでの人生は想像できないと胸の内を明かした。「まだきちんと腰を据えて話し合ってはいない」とジェンソン・バトンは BBC にコメント。「シーズン末で引退しなければならないとしたら仕方のないことだ。でも、僕はまだまだやれると感じているし、モータースポーツ、特にF1のない生活なんて想像できない」それでも、ジェンソン・バトンは、将来のことを思い悩んで睡眠不足になるようなことはないと述べ、自分はマクラーレンで最高の仕事をしていると胸を張った。「落ち着かないという言葉は当てはまらないな。そのような不安は感じてない。珍しい状況ではあるけど、そういうこともある」「僕たちの仕事はできるだけ速く走ることだ。自分たち、そしてチームのためにベストな仕事をすることだ。僕たちはどちらも最大限を尽くしているし、とても良い仕事をしていると思う」来年からマクラーレンのワークスパートナーとなるホンダは、エンジンプログラム以外にもマクラーレンに多額の財政投資を行っており、チームを率いる強力なドライバーとの契約を強く望んでいると伝えられている。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「ジェンソンとはオープンに話し合っている。だが戦略が決めるまではドライバーラインナップを決定しない」と述べている。
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