セバスチャン・ブエミは、F1カナダGPでみせたSTR5の力強いペースを最大限に活用するために、自分自身とチームは予選レベルを引き上げなければならないと語る。カナダGPを15番グリッドからスタートしたセバスチャン・ブエミは、8番手でフィニッシュ。一時はラップリーダーとしてレースを展開した。しかし、ブエミはグリッド後方からのスタートでは、クルマのポテシャルを十分に発揮できないリスクがあると語る。
「レースペースは良いけど、僕たちは予選に苦労している」とセバスチャン・ブエミはコメント。「グリッドの15番手や16番手でウィリアムズの後ろで終えることは、十分ではないからね」「予選よりレースの方がずっと競争力があるのは明らかだ。予選では望んでいる結果を生み出せていない」「僕たちはトップ10、最低でもトップ12からレースをスタートする必要がある」「僕たち、つまりドライバーとチームは、1発で新品タイヤから最大限を引き出せていないと思う。ラップタイムが十分ではないということだ。ところが燃料が満タンのレースでは、すっとうまくタイヤをきちんと働かせている」ブエミは次戦ヨーロッパGPを楽観的に考えており、タイトなストリートトラックで多くのポイントを獲得するチャンスを得るには、良い予選パフォーマンスを発揮しなければならないと考えている。「すでに言ったように、バレンシアでの僕たちの目標は予選をもっとうまくやって、トップ10にできるだけ近づくことだ。そのあとにどうなるか様子をみたい。金曜のプラクティスまで予測するのは難しいからね」