クリスチャン・ホーナーは、レッドブル離脱後初めてF1パドックに姿を見せ、古巣へのわだかまりはないと語った。一方で、中国の自動車大手BYDが支援するF1新チームへの関与が噂される中、その憶測を明確に否定した。シルバーストンで行われたイギリスGPでは、レッドブル・フォードのパワーユニット開発を誇りに振り返るとともに、将来的なF1復帰については含みを残しつつも、「噂を信じるべきではない」と冷静な姿勢を示した。
ホーナー「レッドブルに恨みはない」レッドブルを突然離れることになったホーナーは、イギリスGPにF1とFIAのゲストとして参加した。決勝後には古巣レッドブルの関係者とも交流する姿が見られたが、チームに対する感情は穏やかなものだった。「すべては本当にあっという間に起きた。しかし、起きたことは起きたことだ。今では、もう少し違うやり方もあったのではないかという理解があると思う」「でも人生は続く。私は誰に対しても恨みは持っていない」レッドブル・フォードのPU開発を誇るホーナーは、自身の在任中に立ち上げたレッドブル・フォードのパワーユニットプロジェクトについても大きな自信を示した。「私はあのエンジンは本当に素晴らしいと思っている」「忘れてはいけないのは、あの工場は以前は気泡緩衝材(プチプチ)を作っていたということだ。その成果はもっと評価されるべきだと思う」「どうやら今は誰よりも優れているようだ。私はその成果を本当に誇りに思っている」BYD支援のF1新チーム説は否定ホーナーは現在、契約上は他チームで活動できる立場となっており、中国の自動車大手BYDが支援するF1新チームへの参画が噂されている。しかし、この報道については強く否定した。「すべて憶測だ」さらにViaplayには次のように語っている。「人生にはF1以外にもいろいろある」「噂は信じるべきではない。毎週のように新しい噂が出るし、きっと明日にはまた別の噂が出るだろう」なお、今回のシルバーストン訪問では、2か月前にレッドブルを退職した元広報責任者アリス・ヘドワース氏が同行していたことも注目を集めた。F1関係者は12チーム制に慎重姿勢2026年からキャデラックが11番目のチームとして参戦したことで、F1が将来的に12チーム体制へ拡大する可能性についても話題となった。マクラーレンのザク・ブラウン代表は「それがF1にとって良いことなら12チームでもいいし、そうでなければ現状維持で構わない」と中立的な見解を示した。また、アルピーヌのスティーブ・ニールセン代表も「誰が参戦するのかによる部分がある」と述べ、新規参入には慎重な姿勢を見せている。今回のホーナーの発言からは、BYDとの新プロジェクトを否定する一方で、F1復帰の可能性そのものを閉ざしてはいない姿勢もうかがえる。今後も新チーム構想や主要チームとの関連が取り沙汰される可能性は高く、その動向には引き続き注目が集まりそうだ。【関連】・クリスチャン・ホーナー アストンマーティンF1加入説再燃 ニューウェイと抱擁