2026年F1第9戦イギリスGPは、アンドレア・キミ・アントネッリがスプリント優勝とポールポジション獲得を達成し、メルセデスが土曜日を完全に支配した。一方、タイヤサプライヤーのピレリは、決勝では1ストップ戦略が最速になるとの見通しを示した。予選ではアントネッリが1分28秒111を記録してポールポジションを獲得。シャルル・ルクレールが1分28秒286、ルイス・ハミルトンが1分28秒458で続き、トップ3はいずれもソフトタイヤ(C3)を使用した。ピレリによれば、路面温度は予選中に最高40℃、気温は27℃まで上昇したが、決勝も大きな天...
アントネッリがスプリントと予選を制圧アントネッリは土曜日午前のスプリントで、前日のスプリント予選ポールシッターだったハミルトンを攻略して優勝。その勢いのまま午後の予選でも最速タイムを記録し、今季5回目のポールポジションを獲得した。予選ではアントネッリが新品6セットを含む計6セットのC3タイヤを使用。フェラーリ勢は5セットを使用し、そのうち使用済みタイヤは1セットのみだった。なお、Q1でミディアム(C2)を使用したのはアウディ勢のみで、その他の全車はC3で予選を戦った。スプリントでは大半のドライバーがミディアム(C2)を選択。ソフト(C3)でスタートしたのはアストンマーティンの2台とバルテリ・ボッタスのみだった。ピレリ「1ストップが約13秒速い」ピレリのモータースポーツディレクターを務めるダリオ・マラフスキは、土曜日のデータから決勝では1ストップ戦略が最も有利になると分析した。「今週末に持ち込んだすべてのコンパウンドは、明日のレース戦略を構築するうえで有効な選択肢であることが証明された」「今日確認されたタイヤのデグラデーションは全体的に予想より低く、現在のF1マシンがこのサーキットでエネルギーマネジメントを非常に効率よく行えていることも要因だ。そのためシミュレーションでは、1ストップ戦略は2ストップより約13秒速いと見積もっている」決勝の有力戦略ピレリによると、決勝で最も有力なのはミディアム(C2)でスタートし、24~30周目にハードへ交換する1ストップ戦略だ。代替案としては、29~35周目にソフトへ履き替えるミディアム→ソフト戦略や、ハード→ミディアム、さらにはソフト→ハードという選択肢も想定されている。ただし、スプリントでも多くのチームがミディアムを使用しており、レース中にセーフティカーやバーチャルセーフティカーが導入された場合には、タイヤ寿命に余裕のあるC2が戦略面で大きな柔軟性をもたらすとピレリは分析している。今回のデータではタイヤ摩耗が想定より小さかったことから、イギリスGP決勝はタイヤ交換回数よりも、ピットストップのタイミングやレース中の状況変化への対応が勝敗を左右する重要な要素となりそうだ。
全文を読む