マックス・フェルスタッペンがF1イギリスGP予選で劇的なポールポジションを獲得し、風が吹き荒れるシルバーストンでマクラーレン勢を打ち破った。予選は非常に僅差の戦いとなり、わずかな差でQ1敗退となったドライバーたちも少なくなかった。以下は、シルバーストン予選の主な記録とデータだ。
■ フェルスタッペンは今季4回目のポールポジションを獲得し、レッドブルでの通算44回目のポールとなった。これはチーム内での最多ポール記録であるセバスチャン・ベッテルに並ぶ。■ レッドブルにとっては通算107回目のポールで、これは歴代5位タイとなるロータスと並ぶ記録。■ フェルスタッペンとオスカー・ピアストリは、これで今季ポール獲得数がともに4回で並んだ。■ ピアストリは2番手に入り、ランド・ノリスをシルバーストンで初めて予選で上回ったチームメイトとなった。■ またフェルスタッペンとピアストリは、今季サウジアラビアGPでも同じ並びでフロントローを占めている。■ ノリスは3番手。これで2年連続シルバーストンで3番グリッドからスタートすることになった。また、彼がこのサーキットでチームメイトに予選で敗れるのは今回が初めてで、通算8回目の挑戦で初の出来事となった。ノリスとピアストリは予選でフェルスタッペンに太刀打ちできなかった■ ノリスとピアストリは、予選ではフェルスタッペンに敵わなかった。■ ジョージ・ラッセルは4番手。今季8回目のトップ4スタートとなる。■ ラッセルは今季ここまで、キミ・アントネッリに対して11勝1敗と予選成績で大きく勝ち越している。■ ルイス・ハミルトンは5番手に入り、直近4戦のうち3戦でチームメイトを上回った。■ ハミルトンはこれまで、3番手以下からスタートしてこのシルバーストンで2度優勝しており、いずれも7月6日に行われたレースだった(2008年:マクラーレン、2014年:メルセデス)。■ シャルル・ルクレールは6番手。昨年はフェラーリの2台ともトップ6圏外だったため、今年はそれを上回る結果となった。■ アントネッリは7番手だったが、オーストリアGPでのフェルスタッペンへの接触により3グリッド降格のペナルティを受ける。■ オリバー・ベアマンは自己ベストとなる8番手を記録したが、フリー走行3回目での赤旗無視により10グリッド降格となる。■ フェルナンド・アロンソは、ここ6戦で5度目となるQ3進出を果たした。■ ピエール・ガスリーは、アントネッリとベアマンのペナルティにより8番手に繰り上がる。彼はプラクティス3回でP19、P18、P20と低迷していた。■ ガスリーが今季予選で8番手以上からスタートしたのは、バーレーンGP(4番手)を除けばこれが唯一。■ また、アルピーヌがコンストラクターズランキングで10位に低迷する中、ガスリーは今季すでに7回Q3進出を果たしている。ハミルトンは5番手だったが、チームメイトを上回った■ ハミルトンは5番手。チームメイトを予選で上回った。■ ウィリアムズは、2020年以来初めてシルバーストンでQ3進出を逃した。■ だがカルロス・サインツJr.はペナルティの影響で順位が繰り上がり、イモラ以来となるトップ10スタートを果たす。■ 角田裕毅は12番手で予選を終えた。これまでシルバーストンでの自己最高グリッドは13番手だったため、自己ベストを更新。■ アイザック・ハジャーはQ2に進出。今季ここまで一度もQ1で敗退していない記録を継続中。■ エステバン・オコンは15番手。ここシルバーストンでは2020年を最後にQ3に進出していない。■ リアム・ローソンとガブリエル・ボルトレトは、前戦オーストリアGPではともにQ3進出を果たしたが、今回はQ1敗退に終わった。■ キック・ザウバーは今季3回目となる2台そろってのQ1敗退。■ ランス・ストロールは18番手で、これで3戦連続のQ1敗退となった。■ ニコ・ヒュルケンベルグは今季8回目のQ1敗退。とはいえオーストリアGPでは最後尾からスタートして9位でフィニッシュしている。■ フランコ・コラピントは20番手。アルピーヌから6戦に出場し、3度目のQ1敗退。これは前任のジャック・ドゥーハンと同じ記録。■ Q1では、P1からP19までの差がわずか0.688秒。これは昨年のオーストリアGP(0.593秒)に次ぐ狭差の記録となった。
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