F1のマネジングディレクターを務めるロス・ブラウンは、今年のイギリスGPに詰めかけた大観衆が、F1がシルバーストンに背を向けられることができないことを証明していると語る。今年のF1イギリスGPでは8日(日)の決勝日には14万人がシルバーストン・サーキットに来場。グランプリ週末全体では34万人の観客がサーキットを訪れた。
しかし、昨年7月、サーキットオーナーとブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)はF1イギリスGP開催についての契約解除条項を行使。現在の契約下では2019年のF1イギリスGPが最後のレースとなり、BRDCは有利な条件の新しい契約を勝ち取るためにリバティメディアと交渉を重ねている。ロス・ブラウンは、F1イギリスGPを救済することに尽力し、長期契約を確保したがっているが、サーキットオーナーとBRDCの戦略が事態を複雑化していると明かした。「この事実を置き去りにはできないし、シルバーストンと解決策を見い出していくつもりだ。フラストレーションを感じるのは、交渉が公的な場で行われることだ」とロス・ブラウンは Sky Sports にコメント。「我々は契約する他のすべてのサーキットとは内々に対応している。だが、様々な理由があり、シルバーストンはすべてを公にしているおり、それが多くの困難を引き起こしている」「だが、解決策を見つけていくつもりだ。私はこの場所が好きだ。我々全員が非常に多くの素晴らしい思い出を持っている。F1にとって非常に重要なレースだ」シルバーストンは、1950年に初の世界選手権を開催した場所。F1の幹部は、2019年にシルバーストンでF1の1000戦目を開催できるようにF1イギリスGPの日程を4月に移動させることを検討していたが、その栄誉はF1中国GPが授かることになりそうだ。
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