シルバーストン・サーキットが、ブリティッシュ・レーシング・ドライバー・クラブ(BRDC)によって売却され、新たな所有者の手に渡ったとと報じられた。BRDCは以前から新たな投資家を募っており、シルバーストンの再開発を進めようとしていた。すでに第一段階として新しいピット&パドックコンプレックスが2,700万ポンド(約41億円)をかけて完成している。
Independent によると、買い手は不明だが、不動産会社だとしている。すでにサーキットの経営権は移っており、これによって敷地内にビジネスパークを建設する可能性が開けたという。昨年、BRDCのスチュワート・ロルト会長は、同クラブがサーキットのすべて、または一部を売却することによって1億5,000万ポンド(約229億円)の資金調達を見込んでいると述べていた。BRDCのメンバーは「シルバーストンに関する契約が締結された。誰が買収したのかは知らないし、どのような契約条件なのかも知らない」「だが、契約が結ばれたことは確かだ。おそらく来月になるまで発表されないだろう」シルバーストン・サーキットは、2027年までF1イギリスGPを開催する契約を結んでいる。