ブリヂストンが、F1日本GPの決勝レースを振り返った。F1日本GP決勝は、高速かつ接戦でエキサイティングなレースをソフト−ハードのタイヤ戦略で戦ったレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが今季3度目の優勝を飾った。ポールポジションからスタートしたベッテルに1秒以下の差でフィニッシュラインを越えたのは、チームメイトのマーク・ウェバー。レッドブル・レーシングにとっては今シーズン3度目の1−2フィニッシュだった。スクーデリア・フェラーリ・マールボロのフェルナンド・アロンソが3位でフィニッシュした。
荒川詔四 (ブリヂストン 代表取締役社長)「見事優勝を飾ったレッドブルとベッテル選手に心からお祝い申し上げます。昨日は残念ながら予選延期となってしまいましたが、本日は快晴のもと、無事に、そして素晴らしいレースを見ることができました。私もファンの皆様とともに心からうれしく思っています。当社にとって、最後の母国グランプリとなりましたが、14年間の長きにわたり世界最高峰のモータースポーツであるF1を足元から支えることが出来たことを大変誇りに思っています。これまでにご支援いただきましたチーム、ドライバーをはじめ関係者の皆様、ご声援いただきましたF1ファンの皆様に、あらためて、厚く御礼を申し上げます。そして今後のF1のさらなる発展を、心よりお祈り申し上げます。今シーズンも、残り3戦となりますが、全チーム・全ドライバーを全力でサポートしてまいります。」安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)「ここ鈴鹿で開催された素晴らしいレースで、今季3度目の1−2フィニッシュを飾ったレッドブルと3位入賞を果たしたフェラーリとアロンソ選手にお祝いを申し上げます。今回のレースを大勢の観客の皆さんに楽しんでいただけたことをうれしく思います。このタイヤのパフォーマンスによって、また、サーキットの至る所のブリヂストンロゴによって世界中の皆さんにブリヂストンの名前を知っていただくことができました。F1はブリヂストンの素晴らしい財産だと思っています。このエキサイティングなチャンピオンシップ・バトルの最後の3戦を楽しみにしています」浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)「今日は異なるタイヤ戦略が用いられたスリリングなレースを楽しむことができました。コース路面がまだラバーがのっていないスタート時から、どちらのコンパウンドも非常に力強いパフォーマンスを発揮しました。暖かい素晴らしい天気の助けもあり、コース路面にラバーがのったレース半ばから路面コンディションは大きく向上しました。一番難しいレースのスタートからソフト・タイヤは安定したパフォーマンスを見せました。安全性の問題もなく、接戦のレースを可能にした優れたタイヤで 我々の品質に対する情熱を見せることができ、非常に誇りに感じています。また、今日も数多くのオーバーテイクを見せてくれた小林可夢偉選手という力強い存在がF1にあることをとてもうれしく思っています」関連:F1日本GP:優勝はセバスチャン・ベッテル、小林可夢偉7位!