ブリヂストンが、F1モナコGPの決勝レースを振り返った。モナコGP決勝は、モンテカルロのストリートコースをスーパーソフト−ミディアムのタイヤ戦略で戦ったマーク・ウェバー(レッドブル・レーシング)が、他を寄せ付けない素晴らしいパフォーマンスで優勝を飾った。4回目のセイフティーカーの導入からレースが再開した直後に、ウェバーはチームメイトのセバスチャン・ベッテルに僅差でフィニッシュ。3位はルノー・F1チームのロバート・クビサ。トップ3のドライバーは全員同じタイヤ戦略だった。
安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)「今年も、この素晴らしい歴史あるモナコという場所で最高のレースを観ることができました。見応えのあるレースに我々のタイヤのパフォーマンスが一役買ったことを誇りに思っています。ここに集まった大勢の観客の皆さんと世界中のテレビの視聴者は、素晴らしいスポーツイベントを観ることができました。我々はモナコ市民をはじめとする皆さんとの良好な関係を築くことができ、ここでは常にとても大きくブリヂストンの看板が表示されています。テレビや新聞など、至る所でブリヂストンのブランド名を目にします。2週連続優勝のマーク・ウェバーとレッドブルにお祝いを申し上げます。また、表彰台を達成した3台全てにエンジンを供給しているルノーにもお祝いを申し上げます」浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)「今日は、どちらのブリヂストン・ポテンザタイヤも非常に良い性能を発揮し、バラエティーに富んだ戦略が可能だったことを誇りに思います。ミディアムコンパウンドは非常に力強い性能を発揮しました。ピットレーンからスタートし、素晴らしいリザルトを達成したフェルナンド・アロンソのケースに見られるように、77周を走ったとしてもレースの最後まで良いラップタイムを記録しました。スーパーソフトコンパウンドも、燃料の重いスタートでも優れた性能を見せました。ピットストップ前のニコ・ロズベルグのペースを見ると、このタイヤは全体的に見られたよりも長いスティントに使うことが可能でした。サーキットレイアウト上、ここでは、いつも横方向のグレイニングの発生を予測していますが、今回、我々のタイヤが非常に良く耐久したことには驚かされました。今日はドライバーたちもタイヤには満足できたと思いますので、わたしも嬉しく思っています」
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