ブリヂストンが、2009年の第16戦 F1ブラジルGPの展望をタイヤサプライヤーの立場から語った。F1ブラジルGPが今週末サンパウロのインテルラゴス・サーキットで開催される(10月16日〜18日)。高低差が大きく反時計回りに進行するこのサーキットでは、ミディアムとスーパーソフト両コンパウンドを使用する。ミディアムとスーパーソフトの組み合わせは、今年のオーストラリア、中国、バーレーン、ドイツでも登場したが、全17戦中16戦目にあたるブラジルGPはこの組み合わせを使用する今シーズン最後のレースになる。
浜島裕英 (株)ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部長――インテルラゴスの課題は何か?「インテルラゴスはとても難しくエキサイティングなサーキットです。長いストレートの後に第1コーナーが続き、そこから下り坂になります。つまり正確なブレーキング・ポイントを見つけるのが難しいということです。ここではオーバーテイクやブレーキのロックが見られると予想していますが、これによってタイヤが傷む可能性があります。例年、走行開始直後の路面は非常に汚れた状態で、週末を通じて路面状況の大幅な改善が進みます。また昨年経験したように、気象条件が大きな課題になる場合もあるでしょう」 ――タイヤのパフォーマンスで主に考慮すべき点は何か?「インテルラゴスは大きなグリップ力が重要なサーキットです。私たちが用意するタイヤの硬さは異なりますので、チームはいずれのタイヤにも合うセットアップを見つけなければなりません。さまざまな戦略と可能性が考えられるでしょう。従来このコースでは走行開始直後の路面が汚れていることと、インフィールド・セクションが曲がりくねっていることが理由でグレイニングが多発していました。しかし今年使用するスリックタイヤは、昨年までの溝付きタイヤに比べるとグレイニングが進みにくいため、今シーズンはこれまでほどグレイニングが大きな要因にはなることはないでしょう」
全文を読む