ブレンドン・ハートレーの父親は、トロロッソ・ホンダのF1シートを喪失した息子がフェラーリのシミュレータードライバーに就任するという“噂”を否定した。ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダのF1シートを喪失するとともに、レッドブルのF1プログラムからも解雇されることになったが、まだレースプログラムは発表されてはいないものの、かつてル・マン24時間レースをともに制したポルシェのワークスドライバーとして復帰している。
しかし、今週イタリアの Corriere dello Sport は、ブレンドン・ハートレーがダニール・クビアトの後任としてフェラーリのテスト兼シミュレータードライバーの役割の候補に挙がっていると報じた。しかし、ブレンドン・ハートレーの父ブライアンは「どかからそのような話が出てきたんだ? 噂にすぎない」と Newshub にコメント。「それはまったく我々が目指している方向ではない」元レーシングドライバーであるブライアンは、現在、ブランドン・ハートレーはニュージーランドで休暇を過ごしていると述べた。近年、F1チームではシミュレーターで開発を進める割合が高まっており、チームはコース上からのライブデータに基づいて専用のシミュレータードライバーを配置してマシン開発を行っている。 昨年、フェラーリではダニール・クビアトとアントニオ・ジョビナッツィでレース週末を含めてシミュレーターで作業を行い、フェラーリ SF71-Hの開発とセットアップに貢献していた。しかし、今年、ダニール・クビアトはトロロッソ、アントニオ・ジョビナッツィはザウバーのF1シートを獲得したことで、フェラーリにはF1経験のあるシミュレーター兼開発ドライバーが不在となっている。