ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダのシート喪失の噂にも関わらず、“精神的に良い場所”にいると感じていると主張する。今年トロロッソ・ホンダでF1フル参戦を迎えたブレンドン・ハートレーだが、開幕戦からチームメイトのピエール・ガスリーのパフォーマンスに匹敵することができておらず、12戦を終えてまだ2度の10位フィニッシュによる2ポイントしか獲得できていない。
F1カナダGPの前には、トロロッソが残りのシーズンのプレンドン・ハートレーの後任としてマクラーレンの若手ランド・ノリスにアプローチしたことが公然の事実として報じられている。最終的にマクラーレンはそれを拒否。最近のレースでブレンドン・ハートレーのパフォーマンスが上向いたことから、その噂はやや落ち着いてきている。さらにダニエル・リカルドが今シーズン限りでレッドブル・レーシングを離れてルノーに移籍するで、ブレンドン・ハートレーが来シーズンもトロロッソ・ホンダに残留する望みが見え始めている。「精神的に良い場所にいると感じている。序盤は噂とかちょっとしたプレッシャーがあったけど、それが僕のことをさらに強くしてくれたと感じている」とブレンドン・ハートレーはコメント。「状況はよりはっきりと見えている。たくさんのことを学んだ。以前に週末ずっと力強いパフォーマンスを発揮できていたけどポイントを獲得できなかったことに失望していると述べた週末もあったけど、レースとは時にそういうものだ」「ポジティブなこともいくつかあった。浮き沈みもあったけどね。シーズン前半戦の後半に自分は強かったと感じているし、ずっと運に恵まれてこなかったと感じている」ブレンドン・ハートレーは、チームが戦略ミスを犯すまでポイント獲得が見えていたF1ハンガリーGPを含め、力強いパフォーマンスを発揮できていたにも関わらず、まだ10位以上でフィニッシュできていないことにフラストレーッションを感じていると認める。「序盤戦では生かせるチャンスがあったのに自分がいくつかミスを犯してしまった厳しい時もあった。でも、過去4~5戦はきちんと状況をつかめていたのにそれを示すためのポイントを得られなかったと感じている」とブレンドン・ハートレーはコメント。「ハンガリーでも力強いパフォーマンスを発揮していたけど、ポイント圏内でフィニッシュできるようにレースを組み立てることができなかったし、自分がミスを犯したとはあまり感じていなかった。それが過去5~6戦のちょっとしたテーマだった」