トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1ハンガリーGPの決勝でポイント獲得を逃したのは戦略判断が裏目に出たためだと不満を口にした。雨がらみとなった土曜日に今シーズン初めて予選Q3に駒を進めたブレンドン・ハートレーは、8番グリッドからウルトラソフトタイヤでスタートし、24周目にニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)をカバーするために早めにピットインするまではポイント圏内を走行していた。
しかし、第2スティントにミディアムタイヤを選択したことで、ブレンドン・ハートレーはライバルのペースに匹敵することに苦労したことでポイント争いから脱落。第1スティントを眺めに走行したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)とケビン・マグヌッセン(ハース)にオーバーカットされ、最終的に11位でレースを終えた。「11位にがっかりしている」とブレンドン・ハートレーはコメント。「本当に良いスタートが切れたし、ターン1でピエールのクルマのイン側にノーズを入れた。彼は早めにブレーキを掛けたので、当然ながら僕はそこから抜け出なければならなかった。彼にとってそれは本当にうまくいったね」「最終的にケビンに順位を奪われてしまったけど、僕はとても良いスタートを切っていたし、ほとんどカルロスも捕えていた。第1スティントで彼はハードタイヤ(ソフト)だったし、僕の方が柔らかいコンパウンドだったので、僕の方が多くのペースがあったけど、どうやっても抜けなかった」「その後、僕たちはとても早くにピットインしてミディアムに交換した。正確な戦略についてチームと話しはしていなかったけど、僕たちにとってそれがうまくいかなかったのは明らかだ」ブレンドン・ハートレーは、第1スティントをはるかに長く伸ばすことができたと考えており、またブルーフラッグで上位勢に道を譲らなければならくなったことでタイムを失ったと後悔を残した。「レースははるかに長く走れたはずだ。ピットに入ったときに新品タイヤを装着したけど、硬い方のコンパウンドのタイヤで行くことがわかった。あのタイヤは序盤にかなり遅かった」「それによって柔らかいコンパウンドでステイアウトした人たちの方が速かったし、ブルーフラッグを提示されて、ネガティブなことが2倍になった」「どのように展開していたかについて全ての詳細を見たわけではないけど、僕たちはあの戦略で多くの順位を失った。時々あることだけどね。僕たちの早めのピットストップを引き越したのは後ろにいたヒュルケンベルグのピットインだ立ったと思う」ブレンドン・ハートレーは、トロロッソが違った戦略を選んでいたら、2戦連続でポイントを獲得して夏休みに入ることができていたと確信していると語る。「実際にコース上で1度もオーバーテイクされていなかったし、かなり良いバトルもいくつかできていた。でも、戦略でその全てを失った」とブレンドン・ハートレーはコメント。「OK、僕たちは2台のクルマで戦略を分けなければならなかったけど、今日はそれによって僕はさら悪化した」「間違いなく今日はポイント獲得は可能だったし、本当にイライラする。あの早い段階でのピットストップによってポイント争うから早々に脱落した。がっかりしている」チームメイト6番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、第1スティントを33周まで引っ張り、ソフトタイヤに交換。予選ポジションを守り切って6位入賞を果たした。関連:F1ハンガリーGP 結果 | ルイス・ハミルトンが優勝、ガスリー6位入賞