ブレンドン・ハートレーは、新生トロロッソ・ホンダでF1にフル参戦する2018年に“自分の価値を証明したい”と語る。ブレンドン・ハートレー(28歳)は、2017年の第17戦F1アメリカGPでトロ・ロッソから念願のF1デビューを果たしたが、出場した全4戦でパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを科せられ、ベストリザルトは13位と厳しいデビューイヤーを過ごした。
初めて走らせるトロ・ロッソ STR12とピレリタイヤに慣れながらの後方での戦いは厳しい戦いだったと認めるブレンドン・ハートレーだが、ポルシェとFIA 世界耐久選手権のタイトルを獲得した経験を生かして、2018年はより力強いスタートを切ることができる感じている。「トロ・ロッソとホンダから多くのポジティブなことを聞いている。来年彼らと仕事をするのが待ち切れないし、F1での自分の価値を示せることを願っている」とブレンドン・ハートレーはコメント。「もちろん、ポルシェとのプロジェクトが終わったのはとても悲しいことだった。ポルシェは4年前に僕に大きなチャンスを与えてくれた。信じられないような旅だった」「僕たち全員が終わってしまったことを悲しく思っているけど、その一方で僕たちは多くのことを達成できたと感じているし、おそらくそのチャプターを終わらせるときだったんだと思う」かつてレッドブルのジュニアプログラムを外されたブレンドン・ハートレーだが、今ではドライバーとして“より円熟した”と感じていると語る。18歳だった2008年に初めてレッドブルのF1マシンを走らせたブレンドン・ハートレーは、翌年にレッドブルとトロ・ロッソの公式リザーブドライバーに就任したが、並行して参戦したォーミュラ・ルノー3.5で成績が伸び悩んでいた2010年途中にプログラムから外された。ブレンドン・ハートレーは、当時は十分な経験がなかったと認める。「あの時点では準備ができていなかった」とブレンドン・ハートレーはコメント。「あのときの僕と同じような年齢でF1に入ったマックス(フェルスタッペン)のような人たちのことは本当に尊敬するよ」「そこには本物のチャンスがあったけど、それが巡ってきたときに僕には必要な経験がまったくなかった。それがあれば助けになっていたかもしれないけどね。僕はボロボロだった」「それから多くのことを学んだし、今では18歳のときよりもずっと円熟したドライバーになったと感じている」「タイミングは完璧だったし、改善し続けていると思う。厳しい時間だったけど、僕にとってそこから学ぶことも重要だった」