レッドブルのヘルムート・マルコは、ブレンドン・ハートレーが2018年のトロ・ロッソのドライバー候補であることを初めて認めた。ブレンドン・ハートレーは、今週末のF1アメリカGPで、日本でスーパーフォーミュラ最終戦に出場したピエール・ガスリーに代わって、トロ・ロッソでF1デビューを果たす。
「スーパーライセンスを保持しているドライバーはあまりいない」とヘルムート・マルコはコメント。「ブレンドンはレッドブルジュニアとして常に速かった。ただ彼は圧迫に耐えられず、ミスを犯していた」ブレンドン・ハートレーは、2010年にレッドブルのジュニアドライバーを外されただが、ヘルムート・マルコは、ブレンドン・ハートレーがWECで“最速のポルシェドライバー”への成長したと述べた。「我々は、パートナルスポンサーを通じて常に彼とコンタクトをとっていた」「我々が誰かを必要であることが明らかになった際、我々のドライバーから誰かを起用したかった。セバスチャン・ブエミはトヨタと契約があった。そこは問題なかったかもしれないが、彼はDAMS(フォーミュラE)とも契約があった」「だが、ブレンドンはリリースされたので、我々は彼に決定した」だが、将来については何も明らかになっていない。F1アメリカGPで復帰したダニール・クビアトもメキシコ、ブラジル、アブダビでレースをするかどうかは不明となっている。「話せるのはオースティンについてだけだ」とヘルムート・マルコは微笑んだ。しかし、ヘルムート・マルコは、レッドブルが若手ドライバー不足に苦しんでいることを認め、ブレンドン・ハートレーが2018年に2度目のF1キャリアを送る可能性を示唆した。レッドブルのドライバー不足についてヘルムート・マルコは「それは正しい」とコメント。「現在、F2、F3、GP3には誰もいないので、9月に我々は別の道に踏み込み、4名の若手ドライバーと契約した」レッドブルは、MotoGPの伝説のライダー、ミック・ドゥーハンの14歳の息子ジャック・ドゥーハンと契約している。ブレンドン・ハートレーについて、ヘルムート・マルコは“ロングラン”でダニール・クビアトと比較して良いパフォーマンスを発揮していると述べた。2018年について質問されたヘルムート・マルコは「2018年についてはクビアト、ハートレー、ガスリーのパフォーマンスを見て決定する」と述べた。