コンストラクターズチャンピオンを獲得したブラウンGPのロス・ブラウンは、ホンダF1からチームを買収した際、有名なティレルの名前を復活させることも検討していたことを明かした。イギリスのプレスにチームの業績を報告したロス・ブラウンは、今年初めにブラックリーに拠点を置くチームのブランドアイデンティティの決定に悩んでいたと語った。
ニック・フライを含むチーム上層部は、当初ホンダから1ポンドで買収したチームの名称を“ピュア・レーシング”にしようと議論していたという。「いろんな組み合わせを検討した。ピュア・レーシングもそのひとつだったし、ティレルも検討した」とロス・ブラウンは語る。ティレルは、1950年代後半にケン・ティレルによって設立され、ドライバーズタイトル2回、コンストラクターズタイトル1回を獲得。1998年にホンダの前身ブリティッシュ・アメリカン・レーシングに売却された。「最後に法律担当のキャロライン・マグローリーが『あなたの名前で呼びましょう』と言うと反対意見が出なかった。戸惑ったね。変な話だ」慣習にならい、F1コンストラクターズトロフィにはブラウンGPのロゴが追加され、年末の授賞式でFIAからチームに手渡される。「最初はチーム名として自分の名前を見ることに戸惑った。しかし、自分の名前がチームについていることをとても誇りに思っているし、名誉に感じている」
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