ブラウンGPは、F1開幕戦オーストラリアGPで、ジェンソン・バトンが優勝、ルーベンス・バリチェロが2位と初レースでワン・ツー・フィニッシュの快挙を成し遂げた。ホンダのF1撤退により、一時は存続さえ危ぶまれたチームがとんでも偉業を成し遂げた。ポールポジションからスタートしたジェンソン・バトンは、スタートから抜群の速さで抜け出し、2度のセーフティカーにも関わらず、危なげない走りで2009年のF1初優勝を手にした。
ジェンソン・バトンにとっては、2006年のハンガリーGP以来の優勝。また、新規参入チームの初戦での優勝は1977年アルゼンチンGPのウォルター・ウルフ・レーシングまで遡り、さらにポール・トゥ・ウィンでは1954年のメルセデス・ベンツ以来の快挙となる。ルーベンス・バリチェロはスタートに失敗し、1コーナーではフロントウイングを破損するという困難な序盤になったが、事故や2度のセーフティカーにも助けられ、2位表彰台を獲得。ブラウンGPの初レースをワン・ツー・フィニッシュの花を添えた。ジェンソン・バトン (1位)「信じられない日だ!これはブラウンGPで僕たちが一緒に働くの初レースでまるでおとぎ話のような結末だ。簡単な勝利のようにみえるかもしれないけど、今日は全く楽ではなかったんだ。でも、僕たちはマシンをホームに戻した。それが一番重要なことだね。この勝利は、僕のためであり、家族、チームのものだ。衝撃的な数ヶ月だったし、こんなに力強く、そして決して信念を失わなかった、みんなに心から感謝したい。今週、僕たちが成し遂げたこと全ては、僕たちみんなのここ数カ月の懸命な作業の結果だ。僕自身もそうだし、このチームはもっともっとやれると思うので、とても興奮している。マレーシアが待ちきれないよ!」ルーベンス・バリチェロ (2位)「波乱に富んだ午後だったね!レース中は複雑な気持ちだった。正直、2位になれたことがとても嬉しい。スタートでアンチストールが効いて数ポジションを失ってしまい、僕にとっては本当にタフだった。そのあと、1コーナーの進入で後ろから激しくブルけられて、僕のレースは終わったと思った。ありがたいことにマシンは生き残り、僕は4位を争うことができたし、ベッテルとクビサの事故のアドバンテージを得られるポジションにいることができた。決して諦めてはいけないということだね!今日のジェンソンの素晴らしい勝利におめでとうと言いたいし、こんなに素晴らしいマシンを与えてくれたチームに心から感謝したい。僕たちにとって刺激的な旅の始まりになったね」ブラウンGP 初優勝 画像 (オーストラリアGP)
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