バルテリ・ボッタスが、2025年シーズンもザウバーF1チームに残留する可能性があることを示唆した。バルテリ・ボッタスは2022年からヒンウィルを拠点とするザウバーに所属しているが、彼の契約は今年で切れることになっている。アウディF1の前CEOは、2026年にザウバーからアウディへの移籍にカルロス・サインツJr.を引き入れるという失敗した入札を支持し、フィンランド人ドライバーとの契約更新に反対していると考えられていた。
カルロス・サインツJr.がウィリアムズと契約したことで、マッティア・ビノットがプロジェクトのトップに就任したザウバーとボッタスが再交渉する道が開かれた。バルテリ・ボッタスのXアカウントの投稿は、フィンランド人が結局スイスに残ることを示唆しているのかもしれない。ハイランドとのブランド提携に関するコンテンツをほのめかしたボッタスは、サイドに#77の文字が描かれたアウディR8スポーツカーの画像を投稿した。単なる偶然なのか、それとも2026年にニコ・ヒュルケンベルグと並んでアウディプロジェクトに参入するボッタスのために、ザウバーとの複数年契約延長が間近に迫っている兆しなのか?ザウバーでのシートを維持する以外に、ボッタスがF1にとどまる選択肢は限られているように見える。最後に獲得できる可能性があるシートは、アルピーヌのピエール・ガスリーと並ぶシートだが、英仏チームはリザーブドライバーのジャック・ドゥーハンをフルタイムのドライバーに昇格させることを優先しているようだ。ザウバーでは、サインツがウィリアムズへ、オコンがハースへと移籍したことで、スイスチームに残された選択肢は狭まっている。これにより、ボッタスはレッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンや、イタリアのメディアがヒュルケンベルグの空席となる2025年のシートと関連付けているフォーミュラ2のタイトル候補者であるガブリエル・ボルテレトらと競合することになる。