バルテリ・ボッタスは、アルファロメオF1に移籍した2022年が「これまで最も楽しい」シーズンだと語る。メルセデスF1で5シーズンにわたって成功を収めた後、チームから放出されたバルテリ・ボッタスは、F1グリッドでまったく新しい視点を受け入れる必要があった。
他のどのトップチームにも空席がなかったことで、バルテリ・ボッタスは、アルファロメオF1のシートを受け入れた。そこでは少なくとも中国人のルーキーである周冠宇をチームメイトに迎えて誰もが認めるチームリーダーになった。アルファロメオF1は2021年に低迷し、バルテリ・ボッタスはチームとの最初のレースを後方から始めることを期待していたかもしれない。だが、実際にはF1バーレーンGPのグリッドで、昨年までのチームメイトであるメルセデスF1のルイス・ハミルトンと3列目に並ぶことになった。それ以来、アルファロメオF1のペースは多少変動し、信頼性の問題によって妥協を強いられたが、新しい環境によって活力を取り戻したバルテリ・ボッタスの初期の輝きを失うことはなかった。バルテリ・ボッタスは、2022年の最初の13レースでアルファロメオF1が獲得した 46ポイントのうち41ポイントを獲得し、ドライバーランキングでフェルナンド・アロンソをわずかに上回る9位につけている。「過去のメルセデスでは、通常、僕たちが戦うのは1つのチームだけだったので、その2台の車に集中していた」とバルテリ・ボッタスは語った。「今は注意が必要な6台のマシンを周りにいる。それは素晴らしいことだ」とアルピーヌ、マクラーレン、ハース、アルファタウリ、アストンマーチンなどとの最近の接近戦について言及。その結果、バルテリ・ボッタスは「今シーズンはこれまでで最も楽しいかもしれない」と語る。「オーケー、いつも物事を正確に覚えているとは限らないかもしれないけど、F1をこれまで以上に楽しんでいるように感じている」「レースはとても楽しい。特にミッドフィールドでレースでの戦略の違いがどれほど違いをもたらすかはね」「1つの決定でより多くのポジションをジャンプすることができる。それは別のゲームだ」バルテリ・ボッタスは、レースとチャンピオンシップで優勝するチームのために戦うことを期待していないだけなく、安定していることも、今年新たに発見した楽しみの大きな要因であると語った。驚くべきことに、2013年のウィリアムズでのデビュー以来、10シーズンにわたってF1を戦ってきたにもかかわらず、32歳のバルテリ・ボッタスは、アルファ ロメオF1と複数年契約を結ぶまで、1年を超える契約を結んだことはなかった。「ウィリアムズでさえ、いつも1年だったので、これは僕にとって初めてのことだ」とバルテリ・ボッタスは確認した。「将来についての)質問に答えたり、強調したりする必要がないのはこれが初めてだ」「ドライバーにとって、知らないことがいいことではないだろうのは確かだ」複数年契約を確保したおかげで、バルテリ・ボッタスは、よりリラックスして「仕事に完全に集中」できるようになり、F1でのレースをより楽しむことができるようになったと語った。また、バルテリ・ボッタスは、メルセデスのプロフェッショナルな企業体質と比較して、アルファロメオは「かなり若く」「新しいレースチーム」のように感じたと語った.「もちろん、仕事をするときは一生懸命働いている」とバルテリ・ボッタスは付け加えた。「でも、オフのときは、やりたいことが何でもできる」「チームとの生活、F1内外での生活は本当に素晴らしいバランスだ」そして、そのバランスの一部として、バルテリ・ボッタスは、ソーシャルメディアにやんちゃな写真を投稿している。F1マイアミGPの数日前には小川でお尻を出して全裸で横たわっている写真を投稿して“Bott-ass”と呼ばれるようになった。写真のプリントはチャリティーのために50,000ユーロでオークションにかけられた。そのようなことは、メルセデスF1チームではおそらくできなかっただろう。「まだメルセデスにいたらやったとは思えない」とバルテリ・ボッタスは語った。バルテリ・ボッタスは、最近では人々が彼について何を言おうと、ファンからの批判をあまり気にしていないと語る。「以前よりも気にすることがなくなった。素敵な写真だったよね!」
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