メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1カタールGPでは走らせていたマシンは、チームメイトでチャンピオンを争うルイス・ハミルトンと同じスペックではなかったと明かした。2022年にジョージ・ラッセルの加入によってメルセデスF1を追われ、アルファロメオF1に移籍することが決定しているバルテリ・ボッタスの最近のパフォーマンスには批判が高まっている。
元F1ドライバーのティモ・グロックは「彼からはルイス・ハミルトンをサポートしたいという印象をまったく受けない」とSky Deutschlandに語った。「最近のレースで彼はわずかなリスクさえも冒そうとしていない。トト・ヴォルフは常に無線で彼をやる気にさせる必要がある」「ルイスとマックスは自分たちでこの世界選手権を決めると思う」もう一人の元F1ドライバーであるギド・ヴァン・デル・ガルデも同意する。「ボッタスはまた軟弱なレースだった」とギド・ヴァン・デル・ガルデはZiggo Sportに語った。「見ていて『なにやってんだ! 少しはブレーキを遅らせろ!』と思ってしまった。ターン2では人々に追い抜かせていただけだった」「彼は弱虫のようにそれらのコーナーを回っている」バルテリ・ボッタスのパフォーマンスについて質問されたメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは「先頭にいるときに彼が撃退できるのは分かっている。スピードはそこにある」と認める。「今後のレースで彼を完全に信じているし、我々が良いマシンを持ていることを願っている。そして、バルテリが再び先頭にいすることを期待している。我々にはバルテリが必要だ」だが、バルテリ・ボッタス自身は、F1カタールGPでのパフォーマンスについて、目に見える以上のことがあったと主張する。「理由を見つけたけど、詳細を述べることはできない」とバルテリ・ボッタスはIlta Sanomatに語った。「しかし、僕のマシンもはや以前とはまったく同じではないし、ルイスとも同じではなかった」「マシンは少しばかり違いがあった」だが、ラルフ・シューマッハは、バルテリ・ボッタスのサポートがなくても、ルイス・ハミルトンはマックス・フェルスタッペンを倒してタイトルを獲得する可能性が高いと考えている。「マックスはすべてを与え、彼がどれほど優れているかを示しているが、通常の状況では彼にはチャンスはない」とラルフ・シューマッハは語った。また、ラルフ・シューマッハは、マックス・フェルスタッペンからポイントリードを奪うためにメルセデスは不正行為をする必要すらないと語る。「メルセデスは十分に速く、不正を働く必要がないことをここで再び示した」とラルフ・シューマッハは語った。「どのチームも故意にルールに違反しているとは思わない。そんなことをしても、非常にグレーゾーンに入って、何かがうまくいかない可能性が常にある」
全文を読む