メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1ロシアGPでマックス・フェルスタッペンの挽回を阻止するために新しいF1エンジンを投入してグリッド後方に下がったとの見解を否定。前戦F1イタリアGPで投入したPUが“終わった”ので、新しいものを投入“しなければならなかった”と語った。F1ロシアGPでは、マックス・フェルスタッペンが4基目のPUを投入して最後尾からのスタートが決定。メルセデスF1はタイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトンにも同じことをするだろうとの憶測が飛び交った。
だが、メルセデスF1が、日曜日にエンジンペナルティを受けるドライバーが、ルイス・ハミルトンではなく、バルテリ・ボッタスであることが発表したとき、パドックは驚きに包まれた。メルセデスF1は、前戦イタリアGPでバルテリ・ボッタスの4基目のパワーユニットを投入しており、これでボッタスは5基目のパワーユニットの投入となる。一方、ルイス・ハミルトンはまだ3基目だ。メルセデスF1は「シーズンの残りの期間、バルテリ・ボッタスのプールに別のPUを追加する戦略的な機会を利用した」と発表した。この“戦略的”の一部は、マックス・フェルスタッペンの挽回を阻止することを目的として、バルテリ・ボッタスのグリッドの落とすことだとの憶測につながった。バルテリ・ボッタスはそれは真実ではないと語り、モンツァで投入したものが“終わった”ので5基目のエンジンを投入する必要があったと説明した。「純粋に僕ちがやらなければならなかったからだ。さもなければ、レースをフィニッシュできないあまりにも大きなリスクがあった」とバルテリ・ボッタスはレース後に語った。「僕たちはかなりの数の問題を抱えているし、それは少し問題になりつつある」「このPUがプールに入り、とても古いものが1基ある」仮にメルセデスF1がバルテリ・ボッタスをマックス・フェルスタッペンを阻止するためにグリッド後方に送り込んだのであれば、それは失敗に終わった。フェルスタッペンは6周目にあっさりとボッタスを抜いている。最終的にマックス・フェルスタッペンは20番かから2位表彰台にまで挽回しましたが、バルテリ・ボッタスは17番手から5位でレースを終えた。「彼(フェルスタッペン)は本当にフィールドを通り抜けることができたし、分からないけど、もっと何かをできなかったか確認する必要がある。でも、彼はかなり簡単に僕をパスして、前のマシンをオーバーテイクすることができた。僕にチャンスはなかった」とバルテリ・ボッタスは認めた。