バルテリ・ボッタスは、メルセデスF1のチーム代表のトト・ヴォルフがF1モナコGPでのピットストップが失敗したのはボッタスのせいであることを示唆したことに“非常に驚いた”と語った。F1モナコGPで、バルテリ・ボッタスは勝利を目指して先頭を走るマックス・フェルスタッペンを追いかけていたが、タイヤ交換のために30周目にピットインした際にその希望は打ち砕かれた。メルセデスはボッタスの右フロントタイヤを外すことができず、リタイアを余儀なくされた。
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レース直後にボッタスがピットストップマークから数センチ離れたところで停止したことを明らかにし、間接的にボッタスを非難したような形になった。今週末のF1アゼルバイジャンGPに先立つ記者会見で、バルテリ・ボッタスは、トト・ヴォルフのコメントは驚きだったと認めた。「ビデオを見たけど、僕たとしてはストップした位置はかなり適切だった。だから、とても驚いた」とバルテリ・ボッタスはコメント。メルセデスF1は、モナコでバルテリ・ボッタスのホイールを外すことができず、最終的にブラックリーのファクトリーで専用の機器を使用して取り外した。バルテリ・ボッタスは、メルセデスが“誠実”な議論をして、将来的に問題の再発を避けることができるように修正を加えたと述べた.「僕たちはいつもすべてのことを率直に分析している。もちろん、誰かを責めるのではなく、物事を誠実に分析して、弱点を認めようとしている」とバルテリ・ボッタスは語る。「今回、僕たちにとっての弱点はピットストップだった。実際、それは僕が数週間前から懸念していたことのひとつだったし、チームにも指摘していた。突然起きた問題ではない」「僕たちがピットストップという点で完璧ではないことは明らかだった。他にも課題はある。たとえば、予選でのタイヤのウオームラップなどね。それが問題になることはモナコに来る前から分かっていた。週末に先立って僕が強調していたことのひとつだった」「もちろん、あらゆる点を詳細に分析したし、チームとしてもっと良い仕事ができたはずだと思っている」「ピットストップに関しては、僕自身の報告としては、ごく普通のものだったと考えている。もちろん、停止位置についてはすべてのレポートに目を通したいと思っているけどね」「でも、中心線から2~3センチ離れていた程度だったと思う。通常、そのぐらいの精度があればかなり良いレベルだ。簡単に10~15センチくらいの誤差が出てしまうものだし、今回の場合はかなり正確だったと思う」「まず重要なことは、僕たちがそれを実施したと聞けてよかったということだ。もちろん、僕たちはチームとして、そこから学べることを最大化する必要がある」「何が起こったのか、なぜそれが起こったのか、将来、再び同じことが起こらないようにするにはどうすればよいのか、すべてが詳細に分析された。つまり、問題を学び、それを修正することが重要だ」「チームは今、それを完全に理解していると思う。僕たちはそれを修正した。二度と同じことを経験する必要がないことを願っている」メルセデスのドライバーとして最悪のスタートを切ったバルテリ・ボッタスは、失望から立ち直るのに数日かかったと認めた。「個人的には、2 ~ 3 日かかったと言わざるを得ない。今シーズンは最高のスタートとは言えはない」とバルテリ・ボッタスは語った。「その種の問題に襲われたとき、そして、当然ながら、いくつかの良いポイントを獲得することが目標であるあるときは落胆する」「でも、僕はそれを乗り越えた。それを乗り越える方法を見つけたので、またレースをしたいと思っている」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
全文を読む