メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1サヒールGPで好ましくない理由で脚光を浴びることになった。メルセデスF1は新型コロナウイルスに感染したルイス・ハミルトンの代役として秘蔵っ子のジョージ・ラッセルをF1サヒールGPで起用。バルテリ・ボッタスは、予選ではなんとかジョージ・ラッセルを打ち負かし、レースでも1つ上の8位でフィニッシュしたが、内容で勝っていたのは明らかにラッセルだった。
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、バルテリ・ボッタスに覇気を感じられなかった理由がわからないと語る。「彼と彼のチームとそれについて話し合わなければならない」とトト・ヴォルフはバーレーンで語った。「今日の彼は輝いていなかった。世界選手権が終わったことで空気が抜けてしまっているのかもしれない。だが、私にはわからない」元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、日曜日のバルテリ・ボッタスのキャリアにとって決定的な日だったと語る。「ボッタスの市場価値は急落している」とニック・ハイドフェルドは Sky Deutschlandに語った。「あのような週末の後、彼が席を失っても私は驚かないだろう」別の元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハも「ボッタスには問題があるが、ハミルトンにも問題がある」と語る。トト・ボルフは、ジョージ・ラッセルのパフォーマンスを利用してルイス・ハミルトンにプレッシャーをかけているとの見方を否定し、勝っているのは主にマシンの優位性のおかげだと批判されている7度のF1ワールドチャンピオンを擁護した。「ルイスは最高のマシンに乗っている最高のドライバーであるため、彼とあれほど多くの勝利を収めている。それは常に両方の組み合わせだ」とトト・ヴォルフは語った。「F1で素晴らしい未来を持った若手の驚異的なドライブに目がくらんではならない。ルイスはまだベンチマークのままだ」だが、バルテリ・ボッタスの評価に関しては、ジョージ・ラッセルのパフォーマンスによって完全にネガティブなものとなった。「ボッタス株は崩壊した」と同じフィンランド出身のJ.J.レートは Iltalehti に語った。「明らかにジョージ・ラッセルはメルセデスの将来の選択だ」「今日、バルテリは単純により優れた男に直面した。ここ数年、ハミルトンがまともなチームメイトと激しい戦いをしていなかったのは残念だ」「これから彼がそれを手に入れることができれば素晴らしいだろう」とJ.J.レートは言った。「以前であれば、それはマックス・フェルスタッペンかもしれないと言っていたが、今ではラッセルもそれに当てはまる」「メルセデスは間違いなくスーパーチームをさらに良くする方法を考えているだろう。バルテリには数シーズンのチャンスがあったが、贔屓目に見てもハミルトンに勝つことは滅多にない。バルテリは彼のレベルを我々に示した」トト・ヴォルフは、今週末のF1アブダビGPでもジョージ・ラッセルがルイス・ハミルトンにマシンに乗る可能性があると語る。「現在、ルイスは少し気分が良くなっているので、テストが陰性の場合は運転する。そうでない場合はジョージということになる」とトト・ヴォルフは語った。
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