バルテリ・ボッタスは、スポンサーの支援によって来季もトップチームでF1を戦うことになるかもしれない。バルテリ・ボッタスは、ニコ・ロズベルグの電撃引退によって2017年シーズンの開幕直前にメルセデスに移籍。3勝を挙げて、ランキング3位でシーズンを終えたものの、タイトルを獲得したルイス・ハミルトンには及ばなかった。
1年契約を確保してメルセデスに残留したバルテリ・ボッタスは、今シーズンにメルセデスを納得させる成績を残すことが来季の残留にむけての絶対条件だが、開幕戦オーストラリアGPでは予選Q3でクラッシュ。15番グリッドからスタートして後方での戦いを強いられ、優勝を争うチームメイトのルイス・ハミルトンをサポートすることができなかった。開幕戦でセバスチャン・ベッテルに敗れて2位でレースを終えたルイス・ハミルトンは「昨年以降、上位に2台がいることが重要になっている。特に今のレッドブルとフェラーリはかなり強いからね」と暗にバルテリ・ボッタスの予選でのミスを攻めた。だが、バルテリ・ボッタスのスポンサーを務めるウィフリ社のアンティ・アルニオ-ウィフリは「バルテリはメルセデスで続けることになると考えている。だが、F1では何が起こるかわからない」とコメント。メルセデスが今年バルテリ・ボッタスと1年契約しか結ばなかったのは、今シーズン末でレッドブルとの契約が切れるダニエル・リカルド、もしくはメルセデスの若手ドライバーであるフォース・インディアのエステバン・オコンをルイス・ハミルトンのチームメートに据えることを検討しているためだとも噂されている。その噂について質問されたアンティ・アルニオ-ウィフリは、そうなった場合、バルテリ・ボッタスはフェラーリに移籍する可能性もあり得ると語った。「ライコネンの時間は終わりに差し掛かっていると思う」とアンティ・アルニオ-ウィフリはコメント。「昨年、我々は彼のドライビングに一貫性がなくなってきたのを目にした。彼の関心は薄れ始めているかもしれない」過去にフェラーリは、キミ・ライコネンの後任候補としてバルテリ・ボッタス獲得を視野に入れていると噂されたことがあった。「バルテリのフェラーリ移籍はまだかなり可能性がある」とアンティ・アルニオ-ウィフリは続ける。「いずれにしろ、F1ドライバーなら誰でもいつかはフェラーリで走ることを夢見るものだ」
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