バルテリ・ボッタスは、メルセデスがハイダウンフォース仕様のマシンを改善させなければ、シーズン後半に苦戦を強いられることになると考えている。メルセデスは、F1モナコGPとF1ハンガリーGPで苦戦。ライバルのフェラーリに1-2フィニッシュを許した。バルテリ・ボッタスはモナコで4位、ハンガリーで3位でフィニッシュしているが、チームメイトのルイス・ハミルトンは7位と4位という結果に終わっている。
メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、モナコでの“酷い”パフォーマンスが、2017年マシンの弱点を特定し、解決することを可能性したと認めている。バルテリ・ボッタスは、マシンは改善しているが、メルセデスが強いと予想されているF1ベルギーGPとF1イタリアGP以降のグランプリを戦ってみなければチャンピオンシップの行方はわからないだろうと語る。「実際、今後2戦は理論的にはフェラーリと比較して僕たちに適していると思う」とバルテリ・ボッタスはコメント。「でも、僕たちは良い進歩を遂げていると思う。僕たちにやらなければならない仕事があるのは確かだ。彼らはコーナーで速いし、僕たちはそこに取り組む必要がある」「最大ダウンフォースのパッケージに取り組む必要がある。そこが最も重要だ。多くのダウンフォースが日うようなトラックはまだたくさんある」「スパは効率性の方が重要だし、モンツァは非常にローダウンフォースだ。そのあとのシンガポールは再びダウンフォースが重要になる」「僕たちは本当に頑張っているし、クルマを良くしようとしている。進歩を果たせなければ、確実に難しいシーズンになるからね」今年、2016年のチャンピオンであるニコ・ロズベルグの代役としてメルセデスに加入したバルテリ・ボッタスは、2勝を挙げ、3レースを除くすべてで表彰台に上がっており、タイトル争いでセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンに食らいついている。バルテリ・ボッタスは、チャンピオンシップ首位のセバスチャン・ベッテルから33ポイント差の3位につけており、メルセデスがコンストラクターズ選手権でフェラーリに39ポイント差をつけることに大きく貢献している。だが、バルテリ・ボッタスはさらに良い結果を望んでいると語る。「チャンピオンシップでもう少し優位に立てることを望んでいたし、チームもそう思っていたと思う」とバルテリ・ボッタスはコメント。「まだコンストラクターズ選手権は良さそうだけど、僕たちにとって難しいレースもあったし、そこは理想的ではない」「チームとして、僕たちには勝たなければ十分ではないし、それが常に目標だ。僕たちにやらなければならない仕事があるのは間違いないと思う。僕にもやらなければならない仕事がある」「まだ改善できることはあると思う。シーズンのこの時点で僕たちがやっているようにチームと一緒に仕事を続けている限りはね」「後半戦は僕にとってもっと良くなることはわかっているし、僕のベストパフォーマンスはまだ進行中だ」「前半戦は平均的だったと言っていい。僕は常に高い目標を設定しているからね。でも、もちろん、良い瞬間もあったけどね」