ジュール・ビアンキは、2015年のフェラーリ移籍の可能性を否定していない。シルバーストンテストでは、負傷したキミ・ライコネンの代役としてフェラーリの作業を担当して印象的な走りを見せたジュール・ビアンキだが、フェラーリのレースシートは“来年のプランではない”と話していた。
それは、今季は苦戦しているキミ・ライコネンが、2015年もフェルナンド・アロンソのチームメイトとしてフェラーリとしっかり契約を結んでいることもある。フェラーリのチーム代表マルコ・マッティアッチも、キミ・ライコネンの残留を支持している。しかし、ジュール・ビアンキは、F1ハンガリーGPでの予選で、戦略ミスに足を引っ張られたキミ・ライコネンを予選で上回るという活躍を見せ、再び噂に火をつけた。ニコラス・トッドがマネジャーを務めるジュール・ビアンキはフェラーリのドライバー育成“アカデミー”の精鋭であり、将来のどこか時点でフェラーリのレースシートを得るのはほぼ確実だと見られている。ジュール・ビアンキは、F1での3シーズン目にあたる2015年を前に、マルシャにチーム史上初のポイントをプレゼントするなど存在感を示している。「僕たちの目標はケータハムの前を維持して、10位でフィニッシュすることだ。それはチームにとって大きな後押しになるはずだ。フェラーリ? いつか彼らが僕を呼ぶならば、飛び込む準備はできている」「2015年? 2016 年? 見守ってみよう」