マルシャでのF1デビューが決定したジュール・ビアンキは、2013年はフォース・インディアのリザーブドライバーとして過ごすことになると考えていたことを認めた。 昨年はフォース・インディアのリザーブドライバーを務めていたジュール・ビアンキは、2013年にレースドライバー候補とされていたが、最終的にはエイドリアン・スーティルがフォース・インディアのシートを獲得した。
「正直、もう終わったと思ったよ」というジュール・ビアンキは Sport24 にコメント。「そのときにこの話(マルシャとルイス・ラジアの契約問題)があった。でも、頭の中では自分はサードドライバーとしてもう1年過ごすだろうと自分に言い聞かせていた。マルシャのシート争いに自分が入っていると知ってとても驚いた」 フォース・インディアがエイドリアン・スーティルを選んだときのことをジュール・ビアンキは「悪いニュースだった・・・僕はフォース・インディアに残ることができたけど、サードドライバーとしてだった。これまでのシーズンに、ステップアップするだけに十分なことをしたと思っていた」と振り返った。 ジュール・ビアンキは、スピンサー問題が生じたルイス・ラジアに代わってマルシャのシートを獲得し、チームメイトのマックス・チルトンと共にメルボルンのグリッドに並ぶ。F1デビューを実感しているかと質問されたジュール・ビアンキは「全然だよ! メルボルンのグリッドに着くなんて簡単には言えない」とコメント。「カートをしていた小さな頃から、僕はF1のために取り組んできた。理解するにはまだ何日かかかるだろうね」 マルシャからのシートのオファーにどう答えたかとの質問には「すぐにイエスと言ったよ!」とジュール・ビアンキはコメント。「そのような話し合いがあるのは知っていたけど、信じられなかった。僕のマネジャーであるニコラ・トッドが一生懸命取り組んでくれているのは知っていたし、僕のスポンサーやフランスの(モータースポーツ)連盟、フェラーリもそうだ。みんなが僕をサポートしてくれたし、今ある地位のために手を差し伸べてくれた」